エコリフォームのマンション > マンションリフォーム事例 > 【スケルトンリフォーム】設備も家具もオーダーメイドの自分らしい住まい
設備も家具もオーダーメイドの
自分らしい住まい
2人目のお子さんが生まれたことで、広いお部屋へのお住み替えをご検討されていたY様ご家族。文京区の築22年のマンションを購入され、お部屋全体の内装・水まわりのリフォームをご依頼いただきました。
無垢材の持つぬくもりと、若いご夫婦の感性が絶妙にマッチした空間は、まるでインテリア雑誌に出てくるお部屋のよう。
2人のお子さんの成長を見守り、住むほどに愛着がわくあたたかな住まいの完成です。
HOUSE DATA
東京都文京区・Y様邸
築年数:22年
建物種別:マンション
工事面積:60m2
間取り:3LDK
工事内容:セミスケルトンリフォーム
Y様のご要望
今回のリフォームでのY様のご要望は以下の4つです。
- キッチンを対面式にしたい。
- 床に座ってごろ寝ができる家にしたい。
- 壁一面の本棚を造りたい。
- シンプルでスタイリッシュなインテリアにしたい。
購入したマンションは前オーナーがリフォームをして、そのままでも充分に住まえる状態でしたが、
「家族のライフスタイルに合わせてリフォームしたい」
とご依頼をいただきました。
コーディネーター千葉より
プランニングをさせて頂く前に、ご夫妻がインテリア雑誌を切り抜いて、
「キッチンならこんなイメージ」
「こんな本棚が欲しい」
と、各お部屋毎にスクラップしてインテリアイメージブックを作成して持ってきて下さいました。
Y様のお好みのインテリアテイストを早い段階から知ることができ、ご提案もしやすかったので、とても助かりました。
Y様はリフォームのご要望が明確で、今後どのように暮らされたいか、何を大切にお考えかをお話し下さったので、お打合せがとてもスムーズに進みました。
プレゼンテーションの際には、実際に完成した姿をイメージしていただけるよう、平面図に色を付けたり、スケッチを描いてご提案します。
リフォームプラン
リフォーム前は各部屋が細かく区切られた、よくあるマンションの間取りでした。
- リビングを見渡せる対面キッチンにしたい
- キッチン隣の洋室に光が届かず暗い
- お風呂をスペースいっぱいに拡張したい
Y様のご要望を詳しく伺い、現状を調査した結果、こんなリフォームプランが完成しました!
上質な素材で、カッコよく快適なオリジナル空間
- 家の「顔」になるキッチン
- キッチンには、オールステンレスの業務用キッチンをオーダーし、そこに無垢材を使った集成材でカウンターを造作。
カフェのようなスタイリッシュな対面キッチンになります。
- 光を取り込むウォークイン
- 以前は外からの光があまり入らず、暗かったお部屋。
日当りの良い隣の寝室との間に光を通す建具を設置して、寝室に差し込む光をそのまま取り込むことができるようになります。
- 壁一面のオリジナル本棚
- 和室だったお部屋は、リビングとつなげてフリースペースに。
読書家のY様のために、ぴったりサイズのオリジナル本棚を造作します。
- シンプルでカッコいい洗面台
- 洗面台もカッコよく、余計な機能の無い実験用シンクでオリジナル洗面台を製作します。
毎日使う場所なので、使いやすさも重視して設計します。
床に使用する無垢のフローリングは、直接座っても気持ちよく過ごせます。
健康にも配慮した上質な自然素材とこだわりのインテリアを使用することで
経年しても味が出る本物に囲まれたお部屋に。
お子様と一緒に年を重ねるのが楽しみになるお家です。
ご提案頂いたプランは手書きのパースなどもとても分かりやすく、そこで暮らすイメージが湧いてきてわくわくしました。
長男も家で次男に向かって何か話しかけているなと思ったら、
「いまね、しお(や)さんとちばさんがね、新しいおうち作っているんだって!」
と言っていました。子供なりにも楽しみにしているようです。
コーディネーター千葉より
内装には、これからこの空間で成長される小さなお子様たちが触れても害のない素材として、自然素材をご提案しました。
また、時間の経過に伴う変化が「味わい」となっていく本物の素材を多く取り入れています。
設備の面では「キッチンを対面にしたい」というのと、「浴室の大きさを1サイズUPしたい」というのがY様の大きなご希望でした。
通常マンションで水回りを大きく移動することや浴室の大きさを変える事は、配管等の問題上難しい場合がほとんどです。
Y様邸では、工事開始前に浴室を解体させていただき、事前調査をして、1サイズ大きいお風呂が入る事などを確認してから工事に取り掛かります。
工事中の様子
工事着工前に、キッチン・お風呂を解体し、配管の状況などを調査させていただきました。
キッチンを解体し、配管を通す床下の高さなどを確認します。
給湯器はリフォーム後も同じものを使用するため、丁寧にリモコンを取り外します。
お風呂は既存のユニットバスよりも大きなサイズを入れられるかどうか、すべて解体して調査します。
お風呂のサイズ変更
壁や床・浴槽が一体となって作られているユニットバスは、それ自体が一つの箱のようなものになって浴室の中に設置されています。
解体して調査した結果、Y様邸の本来の浴室スペースは、既存のユニットよりも大きく取られていたため、これまでよりも一回り大きなサイズのお風呂にできることが分かりました。
そしてついに工事スタートです!
水道設備の職人さんが、現場の状況を見ながら給排水の配管経路を考えています。
リフォーム後も残すものはきちんと保護して、慎重に解体作業を進めます。
壁のカビを発見
既存の収納を撤去したところ、結露によるカビが予想外に広がっていました。
急遽Y様に現場を確認していただき、結露防止のための断熱材を追加することになりました。
結露対策として、壁に遮熱シート・断熱材を追加します。
結露で傷んでしまった窓枠を取り外し、カビが発生した部分のボードも撤去しました。
窓枠は新たに無垢材のものを設置。壁には断熱性能を高めるため、遮熱シートのラミパックを貼ります。
ラミパックとは
さらに上から断熱・調湿性能のあるバウビオを張り、結露対策はバッチリです。
バウビオとは
その他、内装工事の様子です。
こちらはまだ上記の断熱工事を行う前。コンセントを増設するために床下から電気の線を通しています。
キッチンの壁・カウンターの下地を作っています。
台所の壁の骨組みができただけでも、かなりイメージが具体化してきますね。
壁のカビの件や、コンセントの件など、細かい収まりのことも色々考えていただいてありがとうございます。楽しみにしています。
既存のフローリングの上から、無垢のフローリングを張っていきます。無垢材は湿度によって伸縮するため、間に紙を挟んで隙間を微調整しています。
こちらは玄関のかまち部分。ここもフローリングに合わせて部材を加工し、設置しました。
無垢材を貼り合わせた集成材でキッチンのカウンターを製作しています。
現場での打ち合わせ
工事中もY様にはちょくちょく現場へ足を運んでいただき、お打合せを行いました。
器具を設置する高さや奥行きなどを実際に目で見て確認していただきます。
洗面台のカウンターを造っています。角は危なくないように少し削りました。
カウンターの角の件ありがとうございました。
毎日使うものですから、ちょっとしたストレスが積もり積もると大変ですが、こういう風に細かい箇所まで作り込んでいただけると、安心して利用することが出来そうです。
無垢材の窓枠・建具枠をオイルで塗装しています。オイルを塗ると色や木目が濃く出て、本当に綺麗です。
塗装後の窓枠は色に深みが出て雰囲気がグッと良くなりますね。
ユニットバスを取り付けるための下地を組んでいます。
造り付けの本棚を取り付けたところです。この後棚の奥にクロスを貼っていきます。
内装の仕上げをしたら設備を取り付け、いよいよ完成です!
洗面台にはブルーのアクセントクロスを貼りました。
クロス工事が終わったところに、シンクを取り付けます。
オーダーしていたステンレスキッチンが完成!カウンターにピッタリ収まりました。
キッチン設置後、グローエ製の水栓が取り付けられました。
こんな風になったらいいなができたら100点と思っていましたが、予想を上回る200点の素晴らしさですね!
工事中のブログを一緒に見ていた長男が、「新しいおうちすごいねー!」と言っていました。子供ながらに感動しているみたいです。
こうして出来上がりを見ていくと、素材や色使いが見事に調和していて、今回、エコリフォームさんにお願いしてよかったと改めて思います。
コーディネーター千葉より
工事中は、進み具合や現場の様子などをお伝えするY様専用のお客様ブログを立ち上げました。
お客様ブログとは
お仕事等で、平日の昼間はなかなか現場にお越しいただくことができない為、工事中の様子はブログに写真をUPし、確認していただけるようにしました。
特に、出来上がってしまうと見えなくなってしまう箇所などは、逐一ブログでご報告致しました。
Y様はご家族皆さんでブログをご覧になり、少しずつ完成していく様子を楽しみにして下さっていたようです。
更新のたびに嬉しいコメントなどを頂き、ありがとうございました。
リフォーム完成しました!
約1か月半の工事期間を経て、文京区のマンションリフォームが完成しました! 完成後のお部屋を、一つひとつご紹介します。
無垢の床が映える玄関
リフォーム前
玄関の収納はそのままに、間取りも変更はありませんが、壁や床の仕上げが変わるだけで印象がずいぶん違います。
無垢のナラフローリングが映え、明るい印象になりました。
壁に取り付けた姿見も、お出かけ前の身だしなみチェックに便利なほか、視覚的な広がりができ、ゆとりを感じる玄関です。
家の「顔」になるキッチン
リフォーム前
Y様のこだわりの一つ、オールステンレスのオーダーメイドキッチン。
キッチンはY様が使いやすいよう設計し、業務用キッチンのメーカーに一から作ってもらいました。
キッチンカウンターや、後ろの棚は無垢材を使用した集成材で作ったオリジナルです。
床は水に強いコルクタイル。コルクの床は柔らかく、立ち仕事でも足腰に負担がかかりません。
堅牢なステンレスの印象をコルクの床と無垢の木目が和らげ、カッコいいのにホッと落ち着く、カフェのようなスタイリッシュなキッチンになりました。
料理や洗い物をしながらでも、リビングダイニングの様子がうかがえる対面キッチン。
こだわりのキッチンのまわりには家族が集い、会話が弾みます。
コンロ・シンクの下はあえてオープンにし、ワゴンなどで使いやすくアレンジされる予定です。
グローエの水栓がキッチンのスタイリッシュな印象をより引き立てます。
ダイニング側のカウンターの上にも飾り棚を設け、空間のアクセントに。
ゆったりくつろげるリビングダイニング
ダイニングでのんびりお茶をしたり、リビングでごろんと横になったり、
本棚からお気に入りの本を選んで読書をしたり。
家族でゆったりとくつろげるリビングダイニングです。
リフォーム前
リフォーム後の床にはナラの無垢フローリングを使用しました。
オイル塗装を施した無垢材の床は肌触りが良く、直接座っても気持ちがいいんです。
リフォーム前
もともと和室だった場所はリビングと一体にし、Y様の念願だった壁一面の本棚をオリジナルで造作しました。
濃いブルーのアクセントクロスが空間を引き締め、シャープな印象を与えます。
寝室側の出入口には引き戸を付け、ウォークインの方にはあえて扉を付けずに行き来しやすいようにしています。
ここに注目!
引き戸なのにレールが無い?!
こちらの引き戸、よく見てみると普通の引き戸とちょっと違うのがお分かりになるでしょうか?
そう、床に引き戸のレールが無いんです。
Y様邸の建具は上部のレールから扉を吊るす吊戸を採用しています。
扉を開け放ったときに部屋と部屋の間にレールが見えないので、部屋全体に一体感が出て広がりを感じることができるのです。
扉を開け放つと家じゅうに風を通すことができます。
寝室の扉とフリースペースのクローゼットの扉は、無垢のタモ材で製作したオリジナルのものです。
明るくなった寝室とウォークイン
二部屋の間にあったクローゼット収納を取り払い、光を通す素材の建具で仕切りました。
写真右側の部屋はご家族の寝室として、左側はウォークインクローゼットとして使用されます。
ここに注目!
光を通す建具
こちらは寝室側から見た写真。
部屋と部屋の仕切りはタモの無垢材とポリカーボネート板を組み合わせ、光を通す建具にしました。
部屋が明るくなるほか、視覚的な広がりも感じられます。
寝室は無垢材の窓枠とフローリングでナチュラルな雰囲気になりました。
以前収納を置いていてカビが発生してしまった壁には、
しっかりと結露対策を施しています。
当面はウォークインクローゼットとしてお使いになりますが、
将来的には子供部屋としてお考えの洋室です。
リフォーム前はあまり光が入らず暗いお部屋でしたが、
寝室側に差し込む光を取り込むことができるので、明るくなりました。
水まわりもカッコよく!
リフォーム前
洗面台はTOTOの実験用シンクに、カウンターと収納を造作しました。
リビングの本棚と同じ濃いブルーのクロスが空間のアクセントになっています。
鏡を開けると収納棚になっています。
洗面台脇と洗濯機置き場にもオープンな棚を取り付けました。黒の棚受けもカッコいいです。
水まわりの床もキッチンと同じコルクタイルを使用。保温性が高く、冬に素足で歩いてもヒヤッとしません。
リフォーム前
お風呂は浴室の広さを最大限に活用できるタカラスタンダードのぴったりサイズシステムバス。
以前のお風呂よりも一回り大きなサイズになりました。
お子さんと一緒に入っても、足をのばしてゆったりと入ることができます。
トイレは床・クロスを張り替えました。
ここにもブルーのアクセントクロスを使用し、オシャレな空間に変身!
リフォーム前
Y様が自ら手配されたアイアンの紙巻き器も素敵です。
リフォーム前と後を比べてみると、「劇的!ビフォーアフター!!」ですね(笑)
床や窓枠など、無垢の木を使用していただいた部分は、経年変化で味のある雰囲気になるとのこと、今後どう変わっていくかが楽しみです。
これから子供たちがこの部屋で育っていくのと同じように、床や木材も育っていくのですね。
今回エコリフォームさんにお願いしてよかったと思っているのは、半年間にわたるやり取りを通じて
今後も住まいに関する我が家のパートナーになっていただける
と思えた点です。
今回、いま考える上では家族の生活に最適な部屋がリフォームできたけれど、いまの最適が、5年後、10年後も果たして最適かはその時にならないと分かりません。
家族のことや嗜好を分かってくれて相談に乗ってくれる存在、エコリフォームさんというパートナーを見つけられたのは、我々家族の生活をより豊かにしてくれる大きな出来事でした。
それを考えると、今回のリフォーム完成は、終わりではなくスタートになります。
また色々相談したり、我がままを言ったりするかもしれませんが、家族ともどもどうぞよろしくお願いいたします。
コーディネーター千葉より
Y様ご夫妻のこだわりがたくさん詰まった、カッコいい空間が完成しました。
お問い合わせから完工まで、何度もお打合せのお時間を頂き、Y様専用ブログでは嬉しいコメントも沢山頂いてありがとうございました。
いつもお打合せの時間がとても楽しかったです。
エコリフォームがお手伝いした空間で、Y様ご家族が快適にお暮しいただけることが何よりの願いです。
無垢のフローリングや本棚は、これから時間の経過と共に良い色に変わり、味わいが増していく事と思います。
完成後に、Y様より『住まいに関する我が家のパートナー』と仰っていただき、これほどうれしい言葉はありません。
これからも何か住まいの事で困った事わからない事などございましたら、思いだしてもらえると嬉しいです。
またお邪魔させていただき、お話しできることを楽しみにしています。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
一級建築士 塩谷より
各所にY様のこだわりが光る素敵なリフォームとなりました。
本当に仲の良いご家族で、お打合せにはいつも全員参加でご協力いただきました。
マンションにもかかわらず、戸建のリフォームと同じような施工方法や素材をご提案させていただいたお宅です。
これまで色々なリフォームに携わってきた中で、今できる限りの工事を行いました。
「今回のリフォームが終わりではなく始まり」という嬉しいお言葉の意味を私たちもしっかりと受け止めたいと思います。
本当にたくさんのお心遣いをいただき感謝致します。
私たちこそ今後とも宜しくお願い致します。
ありがとうございました。
リフォーム前はよくある一般的なマンションの一室でしたが、Y様のセンスで、カフェのようなオシャレなお部屋になりました。
ただカッコいいだけではなく、いつも穏やかなご夫婦の雰囲気を表すかのように、スタイリッシュな中でも木のぬくもりで安らげる空間になっています。
これから二人のお子様が新しいおうちで健やかに伸び伸びと成長されますよう、住まいに関するパートナーとして住環境の面からサポートさせていただけましたら幸いです。
Y様、この度は素晴らしいご縁を頂きありがとうございました。
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