無垢フローリングには様々な種類がありますが、今回ご紹介するのは「スペリオールアッシュ」というフローリング材です。

スペリオールアッシュは北米のスペリオール湖周辺でしか自生しない樹種です。 聞きなれない名前ですが、まだまだ取り扱っているところが少なく、近年注目され始めた新しい素材です。

スペリオールアッシュは木目がきれいで、どんなインテリアにも合わせやすいフローリングです。 今回はこのスペリオールアッシュの特徴と、メリットやデメリットなどをご紹介します。

スペリオールアッシュの特徴

スペリオールアッシュの特徴は、何と言っても木目の美しさにあります。 スペリオールアッシュの木目は、近縁の日本のタモ材に似ています。 オイル塗装で仕上げると木目が浮き出て、使い込むほどに味が出てきます。

色合いは、アッシュ材の代表とされるホワイトアッシュよりも、少し温かみがあります。 やさしい色味はどんなインテリアにも合わせやすく、洋室はもちろん、和の空間にも溶け込みます。

堅く、高級感のある材

アッシュ材（タモ材）は、野球のバットの素材としてもよく使われているように、丈夫な木材です。 堅い広葉樹のため、スギや松などの針葉樹に比べてキズがつきにくくなっています。

木目が詰んでいることから、高級感が感じられるフローリングに仕上がります。

スペリオールアッシュのメリット・デメリット

スペリオールアッシュには、下記のようなメリット・デメリットがあります。 無垢フローリングを選ぶ際に、参考にしてください。

メリット

• フローリング1枚1枚の表情が異なり、特別な空間となる
• キズがつきにくく、時の経過とともに味わいが増す
• 高級感、重厚感がある
• どんなインテリアにも合わせやすい
• ウォールナットやチークに比べ安価

デメリット

• スギなどの針葉樹に比べると高価
• 美しく仕上げるには技術が必要
• 木目の出方によって、サンプルとイメージが異なる場合がある
• 取り扱いのある材木店が少ない

注目されつつあるスペリオールアッシュ

ウォールナットやチークに比べると安価ですが、針葉樹よりは高価なスペリオールアッシュ。 無垢の1枚ものではなく、板が何枚か繋いであるユニタイプを選ぶと価格を抑えられます。

日本ではまだ新しい素材ということで、取り扱っている材木店は少ないですが、徐々に注目されつつあります。

美しい木目とやさしい色味が特徴のスペリオールアッシュは、今後ますます人気になりそうです。