TOP > リフォームお役立ち情報 > リフォーム自然素材 > 無垢材の「針葉樹」と「広葉樹」の違い
最終更新日:2023/05/11
無垢フローリングに使われる木材は様々な種類のものがありますが、大きく「針葉樹」と「広葉樹」に分かれています。
針葉樹と広葉樹は、細胞と組織の成り立ちから異なるため、見た目も強度も違います。
それぞれの特徴を活かして、適した場所に使うことが望ましいですね。
針葉樹の組織は単純で、大半の樹種は90%以上が仮道管で占められています。 仮道管とは水の通り道で、根から幹を通って葉まで通っています。仮道管の細胞の構成は整然としていて、木そのものを支える役目も担っています。
針葉樹は軽くて加工しやすいため、構造材などの建築材料として使われます。
無垢フローリングとしては、針葉樹の素材は柔らかくて肌触りが良いことがメリットです。 反面、キズがつきやすいというデメリットもありますが、 それも味わいと感じられるような風合いの良さがあります。
カラマツ メタセコイヤ
アカマツ カヤ クロマツ サワラ スギ ヒノキ モミ ラカンマキ
広葉樹の組織構造は複雑で、細胞の種類も多く、細胞ごとに異なる機能を備えています。 広葉樹では道管が水の通り道となり、木を支えるのは主に木部繊維です。また、養分を蓄える柔組織も発達しています。
広葉樹は複雑な構造をしていることから、堅くてキズがつきにくく、反りにくいという特徴を持っています。 木目が複雑で美しいものが多いため、家具や内装などの造作材としてよく使われています。
無垢フローリングとしては、キズがつきにくいことを活かして、人の出入りの多いお部屋や、ペットとお暮らしのお住まいなどに使用すると良いでしょう。 広葉樹は硬質で個性的な雰囲気のものも多く、無垢フローリングとして採用するかどうかは、好みの分かれるところです。
サクラ イタヤカエデ モミジ カシワ カツラ カリン メグスリノキ ヤマモミジ
ウバメガシ キンモクセイ クスノキ ゲッケイジュ ツバキ ヒイラギ
様々な種類の木が、無垢フローリングとして加工されています。 使われる木の種類によって、特徴や色合いが異なり、使用に適した場所も違ってきます。 その一部をご紹介します。