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最終更新日:2023/10/06(2023/10/06公開)
車のエアバッグやヨットの帆など、
丈夫な素材を再利用した製品に注目。
デザイン性にも優れたエコなバッグが人気です。
環境問題を意識した暮らしをしたいけど、いったい何をすれば…と思うこと、ありませんか?とりあえずは身の周りの物から、環境にやさしいアイテムを取り入れてみるのはいかがでしょうか。
たとえば毎日のように持ち歩くバッグ。環境を意識した視点で探してみると、リサイクル素材で作られた物にたくさん出会えます。
今回は、昔ならゴミとして捨てられていた素材を使って作られたリサイクルバッグなどをご紹介します。
リサイクル素材と聞くとペットボトルくらいしか思いつかない気がしますが、海外でも日本でも、こんなものまで!?と思うような多種多様な廃棄物が有効利用されています。
トラックの防水シートや救命器具などの耐久性・撥水性を活かしたバッグは日常使いにぴったり。大胆に配されたブランドロゴやカラフルな色使いが目を引きます。ファッション性と機能性の両方にこだわったバッグです。
「機能性、撥水性に優れた丈夫なバッグを」をいう想いから始まったブランド。さまざまなリサイクル素材を組み合わせているため、すべて一点物というのも嬉しいポイント。また、トラックの幌を完全循環可能なものとするためのテストも行っているということです。
日本国内における車両廃棄台数のうち、事故等でエアバッグが作動した台数の割合は5%未満といわれています。作動しなかった約95%のエアバッグは廃棄されますが、そのエアバッグを素材としています。
「私たちの未来へ、子供たちの未来へ、よりエシカルな明日をつなぐお手伝い」という考えのもと、「1人の100歩より、100人の1歩」となるアイテムを展開。ブランドロゴの鹿のイラストがかわいいと人気を集めています。
大海原を疾走してきたヨットの使用済みセイルを使用したトートバッグ。風にさらされてきた帆の色合いはひとつひとつ異なり、それを使用したアイテムも二つと同じ物がありません。海を愛する人ならチェックしておきたいブランドです。
「100年後の子供たちにも恵みの多い海を」をコンセプトに、海洋ごみの削減と資源循環を目的とする連携組織による取り組みのひとつ。北海道の道東エリアで回収した廃棄漁網を使用。職人技の確かな技術が光ります。
産業資材を扱う商社が、ロス糸を再利用できないかと考えたことにより始まったブランド。バッグメーカーTENTとのコラボアイテムはホワイトやグリーン、ビタミンカラーなどさまざまな色がラインナップ。防水性、撥水性、防汚性もバッチリです。
映画館の閉館などによって外されたスクリーンは、他に使いみちがなく今までは廃棄するのみでした。映像を美しく見せるハリとマットな質感、音を通過させるための細かなパンチング加工など、スクリーンの特性を活かしたアイテムが作られました。
自動車は廃車となっても部品としてリユースされるため約99%は再利用されているといわれています。残りの1%が廃棄物として埋め立てられていますが、この1%を0にしたい!という想いで知恵を絞り、1つ1つ手作業で仕上げたバッグです。
環境保護のためエコバッグを持ち歩いている方は多いと思います。エコバッグ自体がエコな素材という、ダブルでエコなバッグです。
100%ペットボトル再生素材を使用して作られた、英国発のエコバッグブランド。折り畳めるのはもちろん、洗濯機で洗えるので、ジムやプールの着替えを入れるのにも重宝します。
大型の台風に見舞われた千葉県の被災地で使用し、廃棄予定となっていたブルーシートを回収して作られたエコバッグ。売上のほとんどを千葉に還元する仕組みになっています。
※このプロジェクトは現在は終了しています。
米袋は非常に丈夫に作られていますが、米を食べると捨てられてしまう運命。そこで、その丈夫さを活かしたエコバッグを作ろうと米袋プロジェクトが立ち上げられました。
衣替えを機会に洋服の断捨離をしたのはいいけど、ゴミが増えてエコじゃないかも…とお悩みではないですか。その着ない服もリサイクルできるのです。
回収ボックスで不要になった服を集め、難民キャンプに送るなどして再利用。リユースできないものは、燃料・素材としてリサイクルされています。
回収された服は最寄りの再生プラントに運ばれ、リサイクル事業に活用。回収サービスで得られた過剰金は、繊維リサイクルの研究機関や社会活動に寄付しているそうです。
着ることができるものはリユースし、染め直すなどして新たな商品として販売されています。着られないものは、繊維に含まれる綿をバイオエタノールに。ポリエステル繊維は、ポリエステル繊維の原料であるポリエステル樹脂へとリサイクルしています。
衣類はZARAが協力する世界中の非営利団体の分類センターに運ばれ、必要としている人へ寄付。また、ソーシャルプロジェクトの資金、自動車向けへの素材のリサイクルなどに使用されます。
物を買う時点ではリサイクル品が使用されているかどうか、物を手放すときはリサイクルされるのかどうかを意識したい時代になってきました。
リサイクルバッグは機能的でデザインもおしゃれな物が多く、衣類の回収も意外とたくさんのお店で実施されています。「環境を守らねば!」と頑張らなくても、できることはありそうです。