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最終更新日:2023/09/01(2023/09/01公開)

秋の味覚狩りに行こう

秋の味覚狩りに行こう

多くの作物が収穫を迎える、実りの秋。
採れたてを味わうことができる味覚狩りは
子供も大人も楽しめること間違いなしです。

味覚狩りは秋のレジャーとして昔から人気ですが、ちょっと探してみると、定番のりんごやぶどうだけではなく、実にさまざまな種類の味覚狩りが体験できます。
その場で味わえるもの、持ち帰って楽しめるものなどいろいろですが、何しろ採れたてなので鮮度は抜群。ドライブがてら、旬の味覚を探しに出かけませんか。

関東近郊で体験できる味覚狩り

● ぶどう(7~10月頃)

秋の味覚狩りの定番といえばぶどう。採れたてのぶどうは皮がパンパンに張っていて、スーパーで目にするものと鮮度がまったく違います。巨峰、ピオーネ、デラウェア、シャインマスカットなど品種もさまざまなので好みの味を探してみましょう。

◎ おすすめスポット

見晴し園(山梨県)

園内でぶどうの40分間もぎ取り食べ放題!皮ごと食べられることで大人気の「シャインマスカット狩り」、巨峰やピオーネなどの「高級ぶどう狩り」などのコースも用意されています。

見晴し園

● メロン(7~9月頃)

芳醇な香りと甘さがたまらないメロン。メロンのお尻の部分を軽く押してみて、少し柔らかく感じるくらいが食べごろということです。食べる2〜3時間前から冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。

● ブルーベリー(7~9月頃)

ジャムとしておなじみのブルーベリー。摘みたて完熟のものは、そのまま食べても甘さたっぷりなんです。皮の色が濃く鮮やかな青紫色で、実がしっかりとして粒が大きいものを選びましょう。

● いちじく(8~11月頃)

ぶどうやりんごなどに比べると印象薄めのいちじく。よく熟したものは甘みと酸味のバランスがよくてとても美味。皮が柔らかくて傷みやすいので、もぎたてを食べるのが一番です。

◎ おすすめスポット

館山パイオニアファーム(千葉県)

スタンダードな桝井ドーフィン、珍しい緑色のロングドゥート、一口サイズのネグローネ、ジャムやワイン煮におすすめのブルジャリットグリースなどのいちじく狩りを楽しめます。

館山パイオニアファーム

● 梨(8~10月頃)

梨は熟すにつれて皮の色が濃くなるので、黄色から茶褐色になった色味の濃いものを。張りがあって、固くてずっしり重いものは水分を多く含んでいるのでおいしいそうです。

◎ おすすめスポット

初清園(千葉県)

9月は豊水、かおり、新高の3種が食べられます。1時間半食べ放題なので、品種による食べ比べも楽しそう。梨の棚の下は日差しが避けられるので、涼しいのもうれしいポイントです。

初清園

● 栗(9~10月頃)

イガのついたものは栗拾いならでは。表面につやがあるもの、実がしっかり詰まって固いものを選びましょう。拾った栗は焼き栗や甘露煮、スイーツにアレンジしてもいいですね。

◎ おすすめスポット

大和栗園(茨城県)

利平や筑波、銀寄、ぽろたん、岸根など多彩な栗を栽培している栗拾い専門の農園。専用の圧力釜で焼いた焼き栗も販売されています。

大和栗園

● りんご(9~11月頃)

秋から冬先が旬のりんご。軸が太くて皮に張りとツヤがあるものがおいしいそうです。お尻の部分が黄色いものは完熟して甘みがあるサインなのでよくチェックしましょう。

◎ おすすめスポット

原田農園(群馬県)

つがる、尾瀬の紅、あかぎ、陽光、ぐんま名月など、たくさんの種類のりんごが栽培されています。入園食べ放題で、もぎとったりんごの持ち帰りもできます。

原田農園

● さつまいも(10~11月頃)

焼き芋やスイーツ、おかずにも大活躍のさつまいも。掘ったさつまいもは持ち帰って熟成させてから食べるのがおすすめです。

◎ おすすめスポット

小山農園(千葉県)

栽培されている紅高系という品種のさつまいもは、しっとりとした食感。冷めても温めなおしてもその食感は変わらないそうです。

小山農園

● 柿(10~11月頃)

鮮やかなオレンジが濃く、形のよいものを選びましょう。熟し方によって食感が変わるのが特徴で、シャキシャキ食感が好きならもぎたて、柔らかいほうが好みなら2~3日置いてから食べるのがよいでしょう。

● みかん(10~1月頃)

冬になるとこたつの上に置きたくなるみかん。1日3~4個食べれば成人が1日に必要なビタミンCを補えるといわれています。ヘタの切り口が小さくて、実の色が濃く、皮のきめが細かいものを選びましょう。

● キウイ(10~1月頃)

スーパーで見かけるものの多くはニュージーランド産ですが、国産のものもあるんです。採れたてではなく、5日くらい熟成させて、縦に押したときに柔らかく感じるくらいが食べごろ。りんごと一緒にポリ袋に入れると追熟が早まります。

味覚狩りに行くときに気をつけたいポイント

● 料金プランは?

食べ放題なのか、持ち帰りOKなのかは農園によって違います。事前に確認しておきましょう。

● 雨天時でもOK?

屋外の農園でも雨天OKのところは少なくありません。ただし晴天時より足場が悪くなるので気をつけましょう。

● 農園で購入する際の価格は?

意外と近所のスーパーで買うほうが安い場合もありますが、質と鮮度がかなり違うので一概に高いとはいえません。

全国のちょっと珍しい味覚狩り

● ハスカップ(北海道)

北海道以外ではほとんど自生や栽培がされていない果物。ブルーベリーに似ていますが、ブルーベリーより酸味が強く水分量が多いので、食べた瞬間に甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。収穫できるのは一年のうち6~7月の2~3週間のみです。

● びっくりグミ(鳥取県)

お菓子のグミとは全然関係ない、縦長のサクランボのような果物。熟したものは、とろけるように甘いそうです。生食はもちろん、果実酒にもぴったりです。

● しいたけ(岐阜県)

市場にはほとんど出回らない原木栽培のしいたけ狩りが体験できます。原木しいたけは、よくスーパーで見かける菌床しいたけと比べて香りが豊かで味も濃厚。フライパンで蒸し焼きにするなどのシンプルな調理で素材の味を楽しみましょう。

● あけび(長野県)

昔から山で遊ぶ子供たちのおやつ代わりに親しまれてきたあけび。紫色の実は熟すと割れて白い果肉があらわれます。白い果肉が半透明になったら食べごろです。皮は炒め物やてんぷらにして食べるとおいしいそうです。

子供はもちろんのこと、大人が行っても楽しめること間違いなしの味覚狩りについてご紹介しました。
秋は一年のうちで最も味覚狩りが盛んなシーズンです。この時期ならではの美味との出会いを、ぜひ体験してみてください。

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