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最終更新日:2022/09/20(2022/09/20公開)

ご飯のおともといえばコレ!老舗の佃煮屋さん巡り。

ご飯のおともといえばコレ!老舗の佃煮屋さん巡り。

ご飯のおともの定番である「佃煮」は
江戸時代に東京から広がったといいます。
ご飯がおいしい季節に、歴史ある老舗の佃煮はいかがですか。

今年も新米の季節がやってきます。
ご飯のおともといえば海苔やふりかけ、明太子などいろいろと思いつきますが、やっぱり外せないのが佃煮ではないでしょうか。
冷蔵庫を開けると当たり前のようにそこにある佃煮。今回はそんな佃煮の歴史や老舗をご紹介します。

 
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<佃煮の歴史>

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 その名の通り東京都の「佃島」が発祥

佃煮は400年以上前、江戸の佃島(現在の東京都中央区)に住む漁民が、江戸前(現在の東京湾)でとれた小魚を甘辛く煮て食べていたことがはじまりといわれています。


 「佃島」の名は徳川家康から

家康が幕府を開くとき佃村の漁民も江戸に連れて行き、彼らに特別な漁業権を与えました。そのときに住まわせた島を、幕府が彼らの故郷にちなんで「佃島」と名付けたそうです。

 参勤交代の武士たちのおみやげによって全国へ

佃煮は最初、漁民が自分たちで食べるために作っていましたが、保存性の高さとおいしさから売り物にもなっていきました。次第に江戸で人気の食べ物となり、参勤交代で江戸を訪れた武士たちが故郷へのおみやげとして持ち帰ることで、全国に広まっていったといわれています。

 
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 しぐれ煮、甘露煮との違い

しぐれ煮はたっぷりの醤油と生姜の千切りを入れて作るもので、もともとは「はまぐりのしぐれ煮」を指すものでした。はまぐりの産地として三重県・桑名が有名なので、佃煮は関東、しぐれ煮は関西というイメージができたようです。
甘露煮は水飴や多めの砂糖を使い、佃煮より甘く仕上げてあります。発祥は中国とインドで、「甘露」の名には不老不死や長寿などの願いが込められているということです。


<江戸前佃煮の老舗>

 つくだに 丸久(中央区佃)

1859年(安政6年)創業、約180年の歴史を持つ老舗です。
昆布、しらすなどさまざまな佃煮が並んでいますが、一番人気は「あさり」。中までしっかりとタレが染み込み、白いご飯に合わせるのはもちろん、パスタと和えて大葉とのりをかけて食べるのもおすすめです。
夏と冬ではタレの配合を若干変え、汗をかく夏は塩を少し強くし、冬はやわらかな味付けにしているそうです。

> つくだに丸久 公式サイト

 
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 佃煮 天安本店(中央区佃)


1873年(天保8年)創業。千葉県の濃口醤油「澪つくし」をベースとしたタレを使用し、甘辛く濃厚な佃煮を作っています。
定番のアミ(江戸前でよくとれる小さなエビのようなもの)をはじめ、昆布、あさり、いかあられのほか、うなぎや生姜、たらこなどの変わり種佃煮も楽しめます。中でもたらこは粒ひとつひとつに味が染み込み、一口食べると口の中でたらこの粒が弾けると同時に佃煮の香りが鼻に抜けていく逸品です。

>佃煮 天安本店 公式サイト

 

 佃源 田中屋(中央区佃)


佃煮を作る製造所が隣接しているため、お店の前を通るだけで佃煮の香りが漂ってきます。甘すぎず、からすぎず、老若男女に食べやすい味付けが人気です。
こちらのアミの佃煮はオキアミではなく、より細かなアミを使っているため、お茶漬けにするとアミから甘辛い味わいが染み出して絶品なのだそう。また、穴子は一度焼いてから煮ることで香ばしく仕上げているということです。

>佃源 田中屋 紹介ページ

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 筑定(江東区富岡)


深川不動尊の参道に軒を並べるお店で、看板商品は「五輪煮」。あさり、昆布、にんじん、しいたけ、たけのこ、ごぼう、生姜をそれぞれ別々に煮てから合わせた、手間暇のかかる佃煮です。
この「五輪煮」、オリンピックにあやかったものではなく、深川不動尊の密教の教えにある「地・水・火・風・空」の五大という考えに由来しているそうです。

>筑定 紹介ページ

 

ほかほかご飯に佃煮をのせて食べる幸せ!
日本に生まれてよかった~としみじみ感じますよね。
お気に入りの佃煮をぜひ見つけてください。

 

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