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最終更新日:2022/06/01(2022/06/01公開)
雨が多い季節、家の中で楽しめる趣味に
ミシンでのソーイングはいかがですか。
まずは初心者でも作れる簡単な小物から始めてみましょう。
子どもの入園や入学のタイミングで買ったきり、押し入れの中に眠っているミシンがあるという方も多いかもしれませんが、これからは、自分が欲しいものをミシンで作ってみませんか。
手作りならば布もデザインも思うがまま。自由気ままにミシンソーイングを楽しみましょう。
ミシンには大きく分けて3つの種類があります。それぞれの特徴を知っておきましょう。
針の動きや布送りをコンピュータが自動的にコントロールしてくれます。縫う速度も自動的に調整されるので、デニムなど厚手の生地を縫う場合でもスピードが落ちにくいのが特長。刺繍を入れる機能が搭載されているものも多く、ネーム入れも簡単にできます。
本格的にミシンを始めたい方におすすめです。
コンピュータミシンよりお手頃。針の上下運動を電子回路を使ってコントロールするので、縫い目が安定します。ダイヤル式のつまみで縫い速度や針の停止位置などの設定も可能です。コンピュータミシンのパネル操作が苦手という方にも操作しやすいミシンです。
厚手のしっかりした小物や簡単な洋服も作れます。
シンプルな操作性と手頃な価格が魅力。モーターで針を動かすので強いパワーで素早く縫えることが特長です。ただし生地の厚みに合わせた調整ができないので、ミシンに不慣れな方にとっては使いにくいかもしれません。
厚手の生地を縫うには不向きですが、小物作りやぞうきんを縫うには十分な機能を持っています。
「ミシンって難しそう...」というイメージがあるかもしれませんが、その難しそうな部分を補ってくれる機能がいろいろとあります。自分が苦手だと思っている機能が搭載されたミシンを選ぶと安心ですね。
昔、家庭科でミシンを使うとき、ボビンに下糸を巻きつけるのに苦戦したという方も多いのではないでしょうか。
下糸巻きがうまくいかないまま縫うと、糸調子のバランスが崩れて縫い目がガタガタに...。下糸巻きが簡単にできる機能があるものを選べば、スイスイ縫えます。
下糸を巻いたボビンをケースに入れ、専用の釜にセットして下糸を引き出すのが下糸通し。これもまたイライラさせられることが多い作業ですね。
下糸の引き出しが不要なものや、ボビンケースがいらない「水平全回転釜」を搭載したものだとストレスがなくなります。
生地の性質や厚みに合わせて上糸と下糸が引っ張り合う強さを自動的に調整します。これにより縫い目がゆるんだり生地にシワができたりすることなく、均一な縫い目に仕上がります。自動糸調子機能があれば、段差違いや重ね縫いもきれいに仕上がります。
〇ジャノメ JN810
ミシンといえば...の有名メーカーの品。「自動糸調子機能」が搭載されているため、ミシン初心者の方も臆せず使えます。さらにボタンひとつで上糸と下糸を同時に切ってくれる「自動糸送り機能」も。
送り歯が7枚ついているので、布送りの性能も上々。ワンピースやコートなどの大物を縫うときに便利なワイドテーブルつきです。
〇シンガー CE-15
直感的に使えるダイヤルで操作するミシン。かがり縫いと直線縫いのシンプルな機能が特徴です。ステッチの種類は12種類あり、ニットやジャージーなどの伸縮性のある布を縫うときに役立つニットステッチも用意されています。
厚手のものや重ねた布も縫いやすいので、ソーイングを趣味として気軽に始めたい方にぴったりです。
〇ジャガー MN-222I-FC
ミシンといえば...の有名メーカーの品。「自動糸調子機能」が搭載されているため、ミシン初心者の方も臆せず使えます。さらにボタンひとつで上糸と下糸を同時に切ってくれる「自動糸送り機能」も。送り歯が7枚ついているので、布送りの性能も上々。ワンピースやコートなどの大物を縫うときに便利なワイドテーブルつきです。
いきなり洋服にトライするのはハードルが高すぎるかもしれません。まずは布を切って縫うだけの簡単ソーイングからチャレンジしてみましょう。
● エコバッグ
手ぬぐいのような薄手の布は縫いやすいのでミシンの練習になります。好きな柄を選んで、本体と持ち手の部分を切ったら、裁断した部分がほつれないようにジグザグミシンをかけておきましょう。入れたいものによってマチの幅を自由に調整できるのも手作りだからできることですね。
● テッシュケース
2つ折りにしたハンドタオルの重なった部分にファスナーを置いて縫ったら、両端を縫い合わせて完成。生地をカットする必要がないので、気軽にチャレンジできます。100均のハンドタオルは歪みがあったりする場合もあるので、引っ張りながら縫うといいようです。
● 三角鍋つかみ
鍋のふたのつまみや持ち手にフィットするかわいい鍋つかみ。好きな柄を選んで、やけどをしないように接着キルト綿を重ねて縫いましょう。リボンも一緒に縫い付けると、使わないときはキッチンのフックに下げておけます。
日本最大級の繊維街といえば、やっぱり日暮里ですね。日暮里繊維街には日暮里中央通りを中心に90軒以上の店が集まっています。
リバティプリントの正規販売店「パキラ」や、さまざまな柄のコットン生地が揃う「要藤商店」、あらゆる材質の生地を網羅している「長戸商店」などは、ソーイング初心者の方にもおすすめです。
インターネット上には、小物や洋服作りに役立つ型紙を無料でダウンロードできるサービスもたくさんあります。ぜひ活用してみてください。
好きな素材、好きな柄、好きな形といった自分の好きが詰まったものを作れるのがハンドメイドのよさですね。ミシンが初めての方も、久しくさわっていない方も、自分の「好き」を形にしてみませんか。