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最終更新日:2021/09/07(2020/08/28公開)
観葉植物を育てたいけど、すぐ枯らしそうで手が出せない...
という方におすすめしたいのが多肉植物やサボテン。
秋は、多肉植物やサボテンを育て始めるのにちょうどいい季節なのです。
多肉植物やサボテンには生長期ごとに「春秋型」「夏型」「冬型」と3つのグループがあり、冬が生長期の「冬型」はこの時季からが育てやすいそう。
今回は、秋におすすめの多肉植物やサボテン、育て方などをご紹介します。
粒状の玉葉がかわいらしい多肉植物。春秋の葉っぱは緑色で、秋の紅葉シーズンになると赤みを帯びてきます。
ポッと染まった乙女の頬を思わせる、ぷっくりとした葉っぱが魅力。上手に育てれば冬を越すことができます。
小さな花が咲き乱れたような姿が可憐。紅葉すると桃色に染まります。繁殖力が旺盛で水やりしすぎると育ちすぎ、見た目が悪くなるのでご注意を。
紅葉してくるときの、葉っぱの緑と紅色のグラデーションが見事。太陽の光にしっかりとあてつつ、屋外で寒さを体験させるときれいに紅葉します。
植物としては珍しく、葉っぱが黒色になる超個性派。その神秘的なルックスで人気が高まり、店頭で見かけることも多くなりました。
肉厚な葉が丸くこんもりとまとまった様子は、蓮を思わせます。成長するまでに時間がかかりますが、秋によく育ちます。
その名の通りパーティードレスのフリルのような葉っぱが特徴。気温が下がってくるとピンク色に染まってきます。
いくら一生懸命育てようとしても、もともとの苗のクオリティが低いと元気に育ちません。
店頭で苗を購入する際にチェックしたいポイントは4つです。
同じ多肉植物でも「冬型」とその他のものでは育て方が違ってきます。「冬型」を育てるときのポイントは大きく3つあります。
冬型の多肉植物は暑さと直射日光に弱いので、日差しがあたりすぎないようにします。
9月~翌年の5月くらいまでは土が乾いたらたっぷり水やりし、休眠期となる6月~8月は水やりを控えましょう。
寒さが厳しくなる11月下旬頃から室内に入れ、日当たりのいい窓際に置きます。
上から見ると扁平な球形の葉が2枚合わさった形をしていますが、横から見ると融合しているというユニークな形が特徴です。
葉っぱがまるでバラのような形のサボテン。日光の量が少ないと葉が弱くなるので、日光に十分あてましょう。
蛇のうろこのようなシルバーの葉を持ち、イソギンチャクのようにひしめく姿がキュート。成長が遅いので小さな鉢でスペースをとらずに楽しめます。
球体型をした透明感のある緑の肌がきれい。光があたるとキラキラと輝き、冷え込みが強くなるとピンク~赤色に紅葉することもあります。
サボテンといえば、丸くてトゲトゲがあって...というイメージですが、実はきれいな花を咲かせる種類もけっこうあるんです。特に咲きやすいといわれる品種をご紹介します。
葉の形がシャコエビに似ていることからシャコバサボテンと呼ばれていますが、別名はクリスマスカクタス。クリスマスの時季に濃いピンク色の花を咲かせます。
白い綿のような棘に濃いピンクの花冠をかぶったような花が咲きます。開花時期は初春ごろです。
棘の長さが短い短毛丸は、別名エイリエシー。強い芳香性のある白い花を咲かせます。開花時期は5月から10月と長めです。
波打った昆布のような茎を生やし1~2mほどに成長すると、一晩だけ白い花を咲かせます。開花時期は6月から11月です。
サボテンも多肉植物の一種なので、基本的な育て方はあまり変わりませんが、サボテンのほうがより過酷な条件下でも元気に育つようです。気をつけたいポイントは4つあります。
冬型の多肉植物は暑さと直射日光に弱いので、日差しがあたりすぎないようにします。
サボテンは暑さにも寒さにも強いので、寒冷地で凍結させる...ということがなければ枯れることはないそうです。ただし熱帯夜は苦手なので、秋でも暑い夜は冷房の利いた室内に入れた方が安心です。
サボテンは砂漠でも育つので水やりはしなくていいイメージですが、まったく水やりをしないでいると枯れてしまいます。生長期の4~6月、9~10月は土が乾いた翌日にたっぷり水やりしましょう。7~8月は土が乾いて3日後、3月や11月は2週間に1回程度、真冬は3~4週間に1回程度は水やりしてください。
今回は秋から育て始めたい多肉植物やサボテンについてご紹介しました。
身近にちょっとしたグリーンがあるだけでも、気持ちが明るくなりますよね。
多肉植物やサボテンは世話いらずのイメージがありますが、元気に育てるためには定期的な水やりや暑さ寒さのチェックがやはり必要です。ホームセンターなどでお気に入りを見つけて、のんびり世話をしてみませんか。