最終更新日:2021/09/29(2019/07/25公開)
夏の風物詩・金魚に関する豆知識。
夏祭りですくった金魚を飼っていた、
という経験がある方も多いのでは?
今回は金魚の豆知識をお届けします。
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水の中を優雅に泳ぐ金魚は、涼しげな見た目で夏の風物詩となっていますね。
今回は私たちの暮らしに最も近いといえる魚、金魚の歴史や豆知識などをご紹介します。
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● 祖先は中国のフナ
今から約1700年前の中国で、野生のフナから突然変異で生まれた赤い魚が金魚の起源といわれています。
この魚は現在の品種でいうと「和金」に近いものだったそう。屋内で観賞用に飼育されるようになってから品種改良が行われ、さまざまな種類の金魚が誕生しました。
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● 江戸時代に金魚ブーム到来
日本に金魚が入ってきたのは室町時代の末期といわれていますが、当時は高級品だったため上流階級の人々が密かに愛でていました。江戸中期頃になると武士たちがサイドビジネスとして金魚の養殖をはじめ、庶民の間にも金魚が広まり、金魚ブームとなったそうです。
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● 和金
室町時代から愛されていて、金魚の元祖といわれています。すべての金魚はこの和金を品種改良したものです。
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● 琉金
丸みをおびた大きな尾びれが特徴。尾びれが長いものは、尾びれが短いものの約4倍の価格がするそうです。
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● 和蘭陀獅子頭(オランダシシガシラ)
頭に肉腫(にくしゅ)と呼ばれる脂肪があり、立派な尾びれが特徴。琉金の突然変異で誕生したという説もあります。
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● ピンポンパール
体が丸くてかわいらしい見た目が人気。ピンポン玉のように丸いことと、ウロコが真珠のように見えることが名前の由来です。
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● らんちゅう
頭部に大きな肉腫があり、背びれがないのが特徴。水質の変化に敏感で繊細なので、金魚を買い慣れた人向きだといえます。
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● 出目金
その名の通り、目が飛び出ているのが特徴。琉金から突然変異で誕生したものを繁殖させたそうです。飼育する際は眼球を傷つけないように注意しましょう。
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● 江戸錦
らんちゅうと東錦という品種を交配させて誕生した金魚。体形はらんちゅうに似ていて、白地に黒や赤が散りばめられた体色が特徴です。
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● 金魚、上から見る?横から見る?
金魚鉢や水槽で飼っている場合、金魚は横から見ることが多いと思いますが、実は上から見るのが正しい鑑賞法なのだそう。水の推進力によってひらひらと触れる尾びれの美しさが、金魚の最大の見所なのです。
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● 水道水の安全を守る金魚
千葉県水道局では浄水場に入れる水で金魚を飼って、その動きを観察。金魚の様子がいつもと違っていたり暴れたりした場合は、取水を止めて水質の検査を行っているそうです。
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● 金魚の放流はNG
金魚すくいで持って帰ってきた金魚、世話するのが大変だから近所の川に流そう...これがNG行為だということをご存じでしたか?金魚は本来自然界に生息していないので、川に放すと外来種となり、生態系の破壊につながってしまうのです。
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金魚すくいには「ポイ」が破れないように
尾びれを枠の外に出してすくう
「尾びれはずし」という技があるそうです。
機会があれば試してみてくださいね。
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