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最終更新日:2021/10/12(2011/03/22公開)
断水したら、トイレの水は流せなくなってしまいます。
停電時には、家電製品も使えません。
断水・停電時のトイレと家電製品の取り扱いについて解説します。
断水時にトイレの水が流せないのは当然ですが、リモコン洗浄式のトイレは、停電時も水が流せなくなります。
断水・停電でトイレの水が流れない場合、基本的にはバケツで便器に水を流すことで洗浄できます。
バケツの水でトイレを流す時の手順は下記の通りです。平常時に一度試してみるといいですよ。
リモコン操作が可能であれば、自動洗浄やフタ開閉などの機能はオフにしておきましょう。
最近はタンクレスのトイレも多いですが、タンク式のトイレをお使いの場合、
「タンクに水をためておいて、ふだんと同じようにレバーで流せばいいのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、バケツなどでタンクに水を入れると、細かいゴミや雑菌が混入することがあり、最悪トイレの故障につながることも...。
タンクに水を入れるのではなく、便器に直接水を流すようにしましょう。
トイレのメーカー各社では、webサイトに断水・停電時の詳しい対処法を掲載しています。 機種によっては専用ボタンが付いているものもあるので、取扱い説明書を見て確認しておくことをおすすめします。
LIXILさんからは、バケツで水を流す方法の動画が提供されています。こちらもぜひ参考にしてくださいね。
東日本大震災の後は、一部地域で計画停電が行われていましたね。 最近では停電も珍しくなりましたが、それでも大きな地震や火災、落雷などの影響で、ご自宅が停電することもあるかもしれません。
停電時は電気が止まって家電製品が突然使えなくなり、電気が復旧すると、様々な家電製品がいっせいに運転を再開することになります。 家電製品は電源を入れた時に大きな電流が流れるため、複数の家電が同時に運転を再開すると、ブレーカーが落ちたり、家電製品が故障したりする可能性があります。
停電になった場合は、家電製品の電源プラグをなるべく抜いておくと良いでしょう。
短い時間の停電なら対処しやすいですが、1日~数日停電が続くような場合のために、停電時でも使える家電を準備しておきましょう。
電池式の製品は使用可能です。停電で電灯がつかないときのために、まず懐中電灯を準備しましょう。 予備の電池を買い置きしておくのも忘れずに。
スマートフォンやパソコンなどの充電式製品は、停電時でも使用が可能です。 充電切れに備えて、充電器を用意しておくと安心です。最近は乾電池式の充電器も販売されています。
ガス製品は使えるものと使えないものがあります。ガスコンロやガスストーブの中には、点火の際に電気を使うものがあるからです。 停電時に使える製品かどうか、確認しておきましょう。
カセットガスボンベを使用するカセットコンロやストーブがあれば、冬場でも寒い思いをしなくて済みますね。
停電時の家電製品の取り扱いについて、各メーカーのwebサイトに詳しく掲載されています。こちらもふだんから確認しておくことをおすすめします。
※2021年10月12日現在の情報です。
エコキュート(電気温水器)は、メーカーによって停電時、復帰時の操作に違いがあります。 突然の停電や災害で困らないよう、ご自宅でお使いになっているエコキュートのメーカーのwebサイトを確認しておきましょう。
また、断水の際、エコキュートのタンクの中にあるお湯はそのまま使えるそうです。 断水復帰後の対応はメーカーによって異なりますので、こちらもあわせて確認しておくと良いでしょう。
計画的なものなら事前に準備できますが、地震による断水・停電は、いつ起こるか予想できないので心配ですね。
少なくとも、ご自宅にあるトイレや家電製品がどのメーカーのものかわかるように、取扱い説明書をまとめておくことをおすすめします。