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最終更新日:2021/07/30
港区のマンションに住んでいます。 ベランダが小さくて洗濯物を干すスペースが少ないのと、 大きな道路に面していることもあって、主に部屋干ししています。
室内に洗濯物を干すのには、「ホスクリーン」というものが便利だと聞きました。
うちのマンションでも、ホスクリーンを取り付けできるのでしょうか?
(港区・F様)
室内用物干し「ホスクリーン」に関するご質問ですね。
インテリアコーディネーターの阿部容子がお答えします。
ポイント
ホスクリーンは川口技研から発売されている室内用物干しです。 いくつか種類がありますが、エコリフォームでよく施工しているのは、天井に取り付けるタイプです。
天井の2箇所にベースを取り付け、ここに棒状の吊り下げ金具を設置します。吊り下げ金具には輪がついているので、物干し竿を通したり、ピンチハンガーをかけたりして使います。
ホスクリーンについては、リフォーム素材のページで詳しくご紹介しています。
川口技研さんのwebサイトはこちらから。
サニタリースペースにホスクリーンを設置。(台東区・S様のリフォーム事例より)
ホスクリーンは、ご質問のように洗濯物を干すスペースが少ない場合や、雨の日は洗濯物を室内干しにしているという方にオススメしています。
共働きのご家庭などでは、昼間は留守にしていて、外に干した洗濯物を日のあるうちに取り込めないため、いつも洗濯物を部屋干しにしているという方もいらっしゃると思います。ホスクリーンの吊り下げ金具は簡単に取り外しできるので、使用しないときは外しておけるので、邪魔になりません。
マンションにホスクリーンを設置したい、というご要望をいただくことも多く、これまでも多くのマンションに施工してきました。
濡れた洗濯物はけっこうな重さになります。マンションにホスクリーンを設置するときは、その重さに耐えうる下地があるかどうかがポイントです。
ホスクリーンを取り付けたい部分の天井に、木の下地が通っている場合は、そのまま取り付けが可能です。また、スケルトンリフォームなどの大規模リフォームを行う場合には、あらかじめホスクリーンを取り付けるように計画を立て、設置箇所に下地を造ることで、問題なく設置できます。
しかし、下地が軽量鉄骨になっているマンションでは、取り付けが難しくなります。また、躯体のコンクリートがそのまま天井になっている構造のマンションも取り付けは難しくなります。
洗濯物が乾きやすい窓際に設置するのもいいですね。(中野区・T様のリフォーム事例より)
天井に下地がないマンションにホスクリーンを取り付ける場合、一度天井部分を解体して下地を造り、ホスクリーン設置後に原状復帰することになります。手間もコストもかかってしまうため、例えばクロスのリフォームなどと一緒に行うことをオススメします。
天井に下地がないところにホスクリーンを設置すると、ホスクリーンが重さに耐えきれずに落ちてしまったり、天井部分が破損することも考えられます。DIYでホスクリーンを設置する場合も、下地があるかどうかをきちんと確認しましょう。
また、新築マンションに下地を入れる場合も同様に、すでに出来上がっている内装を一度剥がしてから下地を施工し、また元に戻すことになるため、オプション工事費が割高になってしまうことが考えられます。ホスクリーンの自体はそれほど高価なものではありませんが、工事費は思ったよりもかさむ場合があるのでご注意ください。
スケルトンリフォームに合わせて天井を補強してから設置。(台東区・Y様のリフォーム事例より)
ホスクリーンはマンションだけではなく、多くの戸建て住宅でも便利にお使いいただいています。エコリフォームのリフォーム事例から、戸建て住宅にホスクリーンを設置した例をご紹介します。
ベランダの内側に設置すれば、洗濯物を一時的にかけておくのにも便利です。 (文京区・N様のリフォーム事例より)
広く取られた洗面スペースにホスクリーンを設置しました。 (墨田区・M様のリフォーム事例より)