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住まいの設備

最終更新日:2021/03/30

タカラスタンダードのホーロー浴槽について教えてください。

お風呂(ユニットバス)がそろそろ寿命なので、交換リフォームを検討しています。

タカラスタンダードのユニットバスは、浴槽がホーローで出来ているというのを聞いて、とっても気になっています。

ホーロー浴槽のメリット・デメリットは何ですか? タカラスタンダードのユニットバスの特徴も教えてください。

(中央区・N様)

タカラスタンダードのホーロー浴槽に関するご質問ですね。

インテリアコーディネーターの阿部容子がお答えします。

ホーロー浴槽はよく温まり、お手入れも簡単ですが、デメリットもあります。

ポイント

  • タカラスタンダードの高品位ホーローとは?
  • ホーロー浴槽のメリット・デメリット
  • ショールームで体感してみましょう。

タカラスタンダードと言えば高品位ホーロー

タカラスタンダードと言えば、何と言っても「高品位ホーロー」で有名です。キッチンの壁や扉などがホーローで作られているホーローキッチンの方がよく知られていますね。

高品位ホーローは、金属ベースの表面に、850℃の高温でガラスを焼き付けたものです。水や湿気が染み込まず、高温でも変色・変質しないという特徴があり、長く使えば使うほど耐久性が実感できます。

なお、ホーローについては、下記のQ&Aで詳しくご紹介しています。

タカラスタンダードのキッチンについて教えてください。

ホーローの浴槽で体が芯まで温まる、タカラスタンダードのユニットバスです。(台東区・S様のリフォーム事例より)

鋳物ホーロー浴槽は保温力抜群

この高品位ホーローを浴槽に使ったものが、タカラスタンダードの鋳物ホーロー浴槽です。タカラスタンダードのユニットバスは、浴室パネルや浴槽エプロンにもホーローが使われているんですよ。

お風呂は湯船に浸かって一日の疲れを癒すリラックス空間です。湯船でゆっくり温まるために重要なのが、浴槽の材質。人造大理石やステンレスなどがよく使われていますが、タカラスタンダードのユニットバス・プレデンシアシリーズは、「浴槽の王様」とも言われている鋳物ホーロー浴槽が採用されています。

鋳物ホーロー浴槽は、溶かした鉄を鋳型に流し込んで固め、ガラス質を高温で焼き付けて造られます。金属がベースになので、熱伝導性が高くなっています。 最近では鋳物ホーロー鍋が人気ですが、鋳物ホーロー鍋がじっくり温める煮込み料理に向いているのと同じように、鋳物ホーロー浴槽も非常に保温力が高いのです。

タカラスタンダードのwebサイトもあわせてご覧ください。

タカラスタンダード ユニットバス

こちらは在来工法のお風呂ですが、浴槽はタカラスタンダードのホーロー浴槽を選ばれました。(台東区・I様のリフォーム事例より)

身体が芯から温まり、省エネ効果も

ホーロー浴槽の一番のメリットは、身体が芯から温まることです。保温性が高く、お湯が冷めにくいため、じっくりと温まることができます。

高級ホテルでもホーロー浴槽が採用されているそうで、ホーロー浴槽を体験して、この保温性の虜になってしまい、「他のお風呂では満足できない」と言われるお客様もいらっしゃるくらいです。

また、お風呂を何度も追い焚きする必要がなくなります。ご家族が多くてお風呂に入る時間がバラバラ、というご家庭では、一日に何度もお風呂を追い焚きすることになりますが、タカラスタンダードのホーロー浴槽ならそんな心配はありません。高い保温力が省エネにもつながるのはうれしいですね、

実際にホーロー浴槽をお使いになって、お湯が冷めにくいことを実感されたそうです。(墨田区・K様のリフォーム事例より)

お手入れも簡単です

ホーローはガラス質で光沢があり、肌触りがとても滑らかです。ホーロー浴槽のもう一つのメリットは、お手入れがとっても簡単だということです。

お風呂掃除をしっかりしないと、湿気によってカビが発生することがありますが、ホーロー浴槽なら大丈夫。ホーローは水や湿気が染み込まないため、カビが生える心配がないのです。

タカラスタンダードのシステムバスは浴室パネルもホーロー製なので、浴室全体をカビからガードしてくれます。シャワーでさっと洗い流すだけで清潔に保つことができ、浴槽の湯アカもひと拭きで落とすことができます。

マジックで描いた線やスス汚れも、サッとひと拭きできれいになります。

ホーロー浴槽のデメリット

ホーロー浴槽は重厚感があって丈夫ですが、その分、他の素材の浴槽と比較して、非常に重くなっています。 重量があるため、ホーロー浴槽を戸建て住宅の2階に設置すると、重さを支えきれなくなる恐れがあるのです。

お風呂が2階にあるお住まいで、「リフォームでホーロー浴槽にしたい」とお考えでしたら、浴槽構造躯体の補強をセットで行う必要があります。 なお、もともと2階にお風呂がなく、新しく設置する場合は、浴槽の材質に関わらず、必ず補強が必要です。

もう一つのデメリットとしては、ホーロー浴槽は製造が難しいため、ステンレスや人工大理石の浴槽に比べて、価格が高めになっていることです。 「明日への活力を養う場として、浴室は贅沢にしたい!」という方には、ぜひオススメしたい浴槽です。

2階に設置した浴室ユニットを下から見たところ。しっかり補強されています。(豊島区・O様のリフォーム事例より)

ショールームでホーロー浴槽を実感できます

タカラスタンダードのショールームでは、 鋳物ホーロー浴槽の保温効果などを実感できる模型が用意されています。また、一部のショールームでは実際に入浴体験もできるそうです。

展示されているホーロー浴槽の独特の手触り、感動すると思いますよ! ホーローを体感してみたい方はぜひ一度、タカラスタンダードのショールームへ。 コーディネーターがご要望に応じてショールームへご案内いたします。

鋳物ホーローと人造大理石の浴槽サンプル。素材による質感の違いを確認できます。

サンプルのホーロー浴槽は、こんなに小さいのにずっしりと重いんです!

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