TOP > リフォームお役立ち情報 > リフォームQ&A > 地震と建物 > 耐震診断は、どんな資格を持つ人がしているのですか?
最終更新日:2021/07/02
築40年を超える自宅の耐震リフォームを検討しています。
耐震リフォームの前に、まず耐震診断を行うと良いと聞きました。
耐震診断を行うのは、どんな資格や経験を持つ方なのでしょうか? どこへ頼めば良いか悩んでいます。
(江戸川区・E様)
ポイント
木造住宅の耐震診断は、(財)日本建築防災協会「国土交通大臣登録 木造耐震診断資格者講習」の受講を終了した耐震診断資格者が行います。 通常、耐震診断資格者は、建築士(一級建築士、二級建築士、木造建築士)の資格を持っています。
耐震診断後は、必要に応じて耐震リフォームをしたり、家を建て直したりすることになります。 専門知識のある木造住宅のプロが的確に判断することは、耐震診断後の対応にも役立つのではないでしょうか。
2015年の木造耐震診断資格者講習についての様子をご紹介しています。(ブログ「地震と建物を考える」より)
建物の状態を調査して、その建物の耐震性を診断するのが耐震診断です。 耐震診断には非破壊で行う「一般診断法」と、一部を解体する「精密診断法」があり、エコリフォームでは一般診断を行っています。
一般診断では、耐震金物がしっかり設置されているか、壁や外壁が劣化していないか、建物が傾いていないかなどを、一つひとつ目視で調査します。 調査したデータを専用のソフトに入力し、耐震性を算出します。
より正確な耐震性を求める場合は、精密診断を行います。 壁の中床下など、一部を破壊して調査することで、より正確な調査が可能です。
3階建ての建物で構造計算書がない場合や、長屋・テラスハウスなど、耐震診断ができないケースもあるのでご注意ください。 詳しくは下記のページで解説しています。
耐震診断で床下をチェック。「倒壊の恐れがある」という結果が出てしまいました。(墨田区・N様のリフォーム事例より)
耐震診断は、私たちのようなリフォーム会社や工務店など、様々な業者が行っており、費用も様々です。 訪問業者の中には悪質な業者も多いので注意が必要です。
業者の選び方に迷ったら、市区町村に相談してみるのが良いでしょう。 都市部では、耐震診断資格者を登録する制度が設けられていることが多く、安心できる業者に出会えます。
また、耐震診断助成金制度を利用できる市区町村もあるので、お住まいの地域で確認してみましょう。 東京23区の耐震診断助成金制度については、下記のページにまとめています。
建物の傾きや窓のサイズなどのデータを専門のソフトに入力して、診断結果を出します。(荒川区・S様のリフォーム事例より)
エコリフォームでは、施工責任者・一級建築士の塩谷敏雄が耐震診断を行っています。 塩谷は木造耐震診断資格者講習を受講した耐震診断資格者であり、東京都江東区の木造住宅耐震診断士として登録されています。
これまでも多くのお住まいで耐震診断を行った経験から、安心しておまかせいただけます。 塩谷敏雄のプロフィールは下記をご覧ください。
お住まいの住宅に関する質問に答えることで、建物のおおまかな強度を知ることができるチェックシートがあります。 手始めにご自分でチェックしてみるのも一つの方法です。
詳しくは下記の動画をご覧ください。