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最終更新日:2022/12/20(2022/12/20公開)
重曹などを使ってできるエコ掃除。 特性を知って正しく使えば 大掃除の強い味方になりますよ!
環境にやさしいお掃除法として、重曹、セスキ炭酸ソーダ、クエン酸を使うナチュラル掃除が注目されています。 しかし、張り切って買ってきたものの、いまひとつ使い方がわからないという方も少なくないのでは...? そこで今回は3つの素材の特性の違いや、上手な使い方をご紹介します。
汚れを落とすには、その汚れと反対の性質を持つ洗浄剤で「中和」させることが必要です。 つまりアルカリ性の汚れ(水アカ、石鹸カスなど)には酸性の洗浄剤である「クエン酸」、酸性の汚れ(油汚れ、皮脂汚れなど)にはアルカリ性の「重曹」「セスキ炭酸ソーダ」が効果的なのです。
ごく弱いアルカリ性で油汚れなど酸性の汚れを落とすのにぴったり。また、クレンザー代わりに鍋の焦げや茶渋汚れを落とすのにも使えます。汚れ落としだけでなく、酸性のニオイ取りも重宝します。
重曹よりも強いアルカリ性で、ガスレンジの周りなどしつこい油汚れを落とすのに向いています。水に溶けやすいので、つけ置きやスプレーなどでも使えます。
弱酸性で水回りの掃除や除菌に役立ちます。粉のままふりかけたり、水に溶かしたりして使います。
ぬるま湯を含ませたスポンジに重曹を振りかけて拭くと、油汚れが落ちます。
汚れの部分に重曹を振りかけ少量の水をスプレーし、ペースト状になったら雑巾で拭きます。
耐熱容器に水200mlと重曹大さじ1杯を入れて、フタをせずに5分ほど電子レンジ(500~600W)にかけます。そのまま扉を開けずに10分以上おいてから庫内を拭き、最後に水拭きします。
2~3リットルのぬるま湯にセスキ炭酸ソーダ大さじ1杯を溶かし、10分ほどつけ込んでからスポンジで汚れをこすり落とします。
水500mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯を溶かした液を雑巾に含ませ、汚れを拭き取ります。その後、よく絞った雑巾で水拭きします。
食器などが入っていない食洗機にクエン酸大さじ4杯を入れて普通に運転します。
水200mlにクエン酸小さじ1杯を溶かした液をスプレーボトルに入れ、気になる部分にスプレーしたらスポンジでこすります。最後にお湯で流します。
水を満水ラインまで入れてクエン酸大さじ4杯を溶かして沸騰させます。そのまま1時間ほど保温し、お湯を捨ててよくゆすぎます。
● 重曹、セスキ炭酸ソーダは畳、白木、天然石、アルミ、銅などのアルカリ性に弱い素材には使用できません。
● クエン酸は塩素系の洗剤(漂白剤など)と混ぜると有毒ガスが発生するので、絶対に一緒に使わないでください。
● ナチュラル素材とはいえ刺激があるので、ゴム手袋をはめて使用してください。
3つの素材の特性を知ると それぞれどこに使えばいいかよく分かりますね。 ぜひ今年の大掃除に活躍させてください。
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