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最終更新日:2021/03/30
中古マンションを購入して住んでいます。
先日、壁やカーペットの一部に、カビが発生しているのを発見しました。
どのように対処すればいいですか?
今後カビが生えないようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
(港区・E様)
ポイント
マンションにお住まいの方から、時々カビの問題でご相談をいただきます。 コンクリート造の建築は室内の気密性が高いため、カビの発生が多くみられるようです。
カビはトイレや洗面所、お風呂などの水まわりで発生することが多く、家具や家電が密着している壁にも見られます。 湿度の高い梅雨の時期はもちろん、冬場でも結露によってカビが発生することがあります。
まずは、壁やカーペットにカビが発生した時の対処方法をご紹介します。
結露とカビの対策として、断熱材の上に調湿性のあるボードやシートを施工しました。これでカビの悩みから解放されます。(葛飾区・S様のリフォーム事例より)
壁は...
カビが発生してしまった部分の壁紙を張り替える、塗り壁なら塗り直すことになります。
しかし、環境が変わらないままでは、またカビが発生して同じことになる可能性が高いです。 カビが発生した原因を探り、根本から改善する対策を取った方が良いでしょう。
カーペットは...
カビが発生した部分をアルコールで殺菌して漂白剤を塗布した後、洗濯可能なものであればそのまま洗濯します。
洗濯不可のものは、薄めた洗剤でカビの発生部分を拭き取ってから水拭きします。
カーペットが敷かれていた床もアルコールで殺菌します。
カーペットは敷く位置を変えたり、天日干ししたりすることで、カビの発生を抑えることができます。
壁にカビが発生する原因の多くは、断熱性の不足によるものです。 お部屋の断熱性を上げるためには、壁に断熱材を施工したり、インナーサッシを取り付けることが有効です。
特に、マンションの躯体(構造部分)が結露しているような場合は、一時しのぎの対応をしてもまたカビが生える危険性があります。 壁に断熱材を施工することで、結露やカビを防ぐことができます。
窓サッシについては下記のQ&Aもご覧ください。
雨漏りと湿気に悩まされていたお住まい。断熱性を上げ、壁の中の結露を防止して、快適に暮らせるようになりました。(渋谷区・O様のリフォーム事例より)
お部屋の断熱性を上げると同時に、床や壁に調湿性のある自然素材を使うと、お部屋をずっと快適に保つことが可能です。 オススメの自然素材をご紹介します。
中古で購入された建物ですが、2階の寝室の壁にはカビが生えていたそうです。リフォームで調湿効果のある珪藻土クロスを採用しました。(足立区・H様のリフォーム事例より))
毎日の暮らしの中でも、ちょっとした工夫で室内に湿気がたまりにくくなります。 湿気対策をすることで、カビが発生しにくい環境を作りましょう。
下記のQ&Aも参考にしてくださいね。