TOP > リフォームお役立ち情報 > リフォームQ&A > リフォーム全般 > 古い家をその都度修繕するのと、大規模リフォームするのと、どちらが良いですか?
最終更新日:2021/08/10
築50年になる木造住宅に住むようになって、8年ほど経ちます。
家の佇まいが気に入っているのですが、最近、お風呂や床、屋根などの劣化が目立つようになってきました。
気になる箇所をその都度修繕した方が良いのでしょうか?
それとも、その費用を取っておいて、後でまとめて大規模リフォームした方が良いのでしょうか?
(荒川区・Y様)
ポイント
経年したお住まいは何とも言えない味わいがありますね。 これまでも多くの方から、「雰囲気を壊さずにリフォームしたい」とご要望をいただいてきました。
築50年の木造住宅は、きちんとメンテナンスしないと劣化が進んでしまいます。 お住まいになって8年ということですので、前のオーナーさんが定期的にメンテナンスを行っていたかどうか確認してみると良いでしょう。
もし、これまであまりメンテナンスされていないようであれば、早めに修繕が必要な箇所が見つかるかもしれません。 建物が定期的にメンテナンスされてきたようなら、致命的な問題は少ないでしょう。
築50年余りの家を思い切って店舗兼住宅に大規模リフォーム。暮らしが大きく変わった事例です。(中央区・A様のリフォーム事例より)
特に注意したいのが、屋根や外壁など、建物外部の劣化です。 現状、雨漏りしている、外壁に大きなクラック(ひび)が見られるといった場合は、早急に修繕を行う必要があります。
木造住宅の構造部分が水に濡れると、木材が腐ったりシロアリが発生したりして、建物の安全性が低下してしまいます。 建物の中に水を侵入させないことが非常に重要なのです。
まずは、屋根や外壁の劣化度合いを確認してみると良いでしょう。
劣化した箇所をその都度修繕するようなリフォームは、家を長く保つために行うものです。 一方、大規模リフォームは、家を長く保つのも一つの目的ですが、家の性能を上げて快適に暮らせるようにするための工事です。
それぞれ目的が異なるため、今後どれくらいの期間、どのように暮らしていきたいかを考慮してご計画されるといいでしょう。
建物の状態によってはすぐにリフォームが必要な箇所があるかもしれませんが、できればまとめて大規模リフォームする方が、費用面の負担も少なくなると思います。
まずは専門業者に相談して、現状を把握することをオススメします。