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最終更新日:2021/03/30
我が家は35年前に建てた注文建築で、かなりしっかりした木造住宅です。 しかし、ちょうど1ヶ月前に、家が火事に見舞われました。
今問題となっているのが、火事にあった家をリフォームできるのかどうかです。 それとも臭いなどの問題があるため、解体して建て直すしかないのでしょうか?
リフォームが可能かどうか判断できますか?
(江東区・O様)
ポイント
お住まいが火事にあわれたとのこと、ご苦労をされ、心配のこととお察しいたします。
ご質問の件ですが、火事にあった家のリフォームが可能かどうか、現地調査なしで判断するのは非常に困難です。 現地調査を行わないとわからないのは、主に下記の2点です。
エコリフォームでは、一級建築士が実際に現地を訪問して調査します。 建物の見える部分だけではなく、延焼によって構造に問題が生じていないか、電気や水道などに影響がないかを含めて調査していきます。
被害の状況を調査後、再利用できるものとできないものを判断し、再利用できる部分を活かして設計を行います。 その際、経年で劣化している箇所の改善や、ご要望に合わせた内容も盛り込むことが可能です。
また、私も以前に経験がありますが、火災消火後の臭いはかなりひどいものです。 内装材なども、臭気の問題を十分考慮して選ぶ必要があります。
築35年の中古住宅を購入してリフォームされた事例です。経年なりの劣化が見られました。(足立区・H様のリフォーム事例より)
火災後の現地調査は、通常の現地調査と異なり、無料でのご対応は難しくなります。 費用は建物の大きさや被害状況により変わりますが、50,000円~となっています。
リフォームにかかる費用も、現地調査の結果によって大きく変わってきます。 参考として、下記のQ&Aもご覧ください。
リフォームが不可能ではないと思われますが、被害が大きい場合は、リフォーム費用も大きくなります。 費用対効果を考えて、リフォームか新築かを決められるのが良いのではないでしょうか。
同じ築35年の建物ですが、耐震性が低かったため、耐震補強を行った事例です。(墨田区・N様のリフォーム事例より)