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リフォーム全般

最終更新日:2021/03/30

グランドピアノを置くための、床の補強の費用は?

近く引っ越しをする予定で、都内の物件を探しています。

港区に条件の合う家をいくつか見つけましたが、 グランドピアノを持って行く必要があり、「床の補強をすれば、グランドピアノを置いても良い」と言われました。

6畳のフローリングの部屋に、グランドピアノを置けるように補強する場合の費用を教えてください。

(港区・M様)

グランドピアノを置く床の補強に関するご質問ですね。

リフォームアドバイザーの塩谷理枝がお答えします。

塩谷理枝プロフィール

床の補強の費用は、建物によって大きく異なります。

ポイント

  • 建物の構造やお部屋の状態によって、費用は変わります。
  • ピアノを置くための床の補強は、必ずしも必要ではありません。
  • 防音対策も考えておきましょう。

補強方法と費用は建物によって異なります

ピアノを置きたいのは、戸建て住宅でしょうか? マンションのお部屋でしょうか? 

建物の構造やピアノを置く部屋の状態などによって、床の補強方法も、費用も、大きく異なります。

おおよその費用だけでもお伝えできればいいのですが、建物によって様々なため、一概には言えないというのが正直なところです。 工務店やリフォーム業者に、お引越し先の現地調査を依頼されることをオススメします。

必ず補強が必要、とは言えませんが...

ピアノは重い楽器です。グランドピアノは300kg程度、アップライトピアノでも200kg程度の重さがあります。 一般的な住宅の床は、このくらいの重さには十分耐えられる仕様になっているので、必ずしも床の補強をしなくても、問題なくピアノが使えます。

しかし、ご質問のように、そのお住まいにピアノに関する規約がある場合は、床をきちんと補強する必要があります。 補強用のマットなども販売されているので、こうした物で対応できないか相談してみても良いでしょう。

なお、ヤマハのサイトにも同様のご質問があったので、あわせてご覧ください。

ヤマハ:【ピアノ】設置する場合、床補強は必要ですか?

防音も考えておきましょう

床の補強以外に考慮したいのが、防音対策です。 グランドピアノは下に振動が伝わりやすいため、2階以上のお部屋に置く場合は、下の部屋に響かないような対策が必要になる可能性があります。

テラスハウスや長屋のように、壁一枚で隣家と接している場合や、戸建て住宅でもお隣との距離が極端に近い場合は、壁の防音が必要です。

ピアノを設置した後で防音工事が必要となったら、ピアノを再度移動させなければなりません。 補強だけでなく、防音施工をする可能性も考えて、早めに準備をした方が良いでしょう。

ピアノ教室の天井に吸音材を取り付けて、音が響きすぎず、外部への音漏れもしにくい状態になりました。

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