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破れない強化和紙 ワーロンシート

最終更新日:2021/07/08

ワーロンシートは、強化和紙で知られる株式会社ワーロンさんが販売している、和紙から作られた素材です。

和紙を両面から塩化ビニール樹脂で包み込み、和紙の弱点である耐久性を高めました。

リフォームではよく障子紙として使われるほか、照明器具や間仕切り、店舗のディスプレイなどにも使われています。

和室には日本古来の伝統的な障子がつきものですが、最近では洋室にも障子で和のエッセンスを採り入れたり、お部屋の間仕切りとしても使われるようになっています。

光を柔らかく通して、室内をほの明るく演出する障子ですが、なかなか手間のかかる建具でもあります。

障子紙に物をぶつけて穴を開けたり、汚れがついて落ちなかったりした経験はありませんか? 「毎年、障子を張り替えるのが大変」という方もいらっしゃるかもしれません。

破れない、水拭きできる障子紙

ワーロンシートの見た目は和紙そのものですが、触ってみると、薄いプラスチックの板といった感じです。 このワーロンシートを障子紙として採用する方が増えています。

ラミネート加工されているので、物がぶつかっても、指で突いても、破れる心配はありません。 汚れがついても水拭きで簡単に落とせるのです。

いたずら好きなお子様がいたり、やんちゃなペットを飼っているご家庭には特にオススメです。

猫ちゃんを飼っている場合は、壁紙も工夫した方がいいですね。こちらをあわせてご覧ください。

参照:猫ちゃんの爪とぎ対策

柄もカラーも豊富です

ワーロンシートは、色柄ともに豊富です。 いかにも和紙らしいイメージの工芸和紙テクスチャから、竹、桜、紅葉など和風の模様入りのものまで、障子紙にぴったりの柄が多数用意されています。

カラーも日本の伝統色が揃っています。淡い色のワーロンシートを小さな窓にアクセントとして使うのも素敵ですね。 さらに、抗菌性能をプラスした抗菌タイプもあります。

和風にするか、シンプルモダンな雰囲気にするか、お部屋のイメージに合わせて、いろいろ考えてみるのも楽しいですよ。

ワーロンシートを施工する時は・・・

ワーロンシートは、はさみやカッターで簡単にカットすることができます。専用両面テープも販売されているので、DIYで施工することも可能です。

施工時に折れたり曲がったりすると跡がつくので注意しましょう。 季節によって多少の伸縮もあるため、施工はプロに依頼したほうが、剥がれもなくきれいな仕上がりで長持ちします。

無垢の建具にもよく合うので、ワーロンシートを使った建具を造作するのもオススメです。

参照:無垢の建具

ワーロンシートを採用したリフォーム事例

障子や窓にワーロンシートを使った事例をご紹介します。無垢フローリングやコルクタイルのお部屋にもマッチしていますね。