TOP > リフォームお役立ち情報 > リフォーム自然素材 > オガファーザー(紙とウッドチップの壁紙)
最終更新日:2021/04/27
布やビニールの壁紙(クロス)はよくありますが、紙のクロスもあるのをご存知ですか?
その中でも注目されているのが「ウッドチップ壁紙」です。 ウッドチップ壁紙は、紙とウッドチップ(木のかけら)の2つの自然素材から作られる壁紙で、主にヨーロッパで広く使用されています。
日本でも人気が急上昇しているウッドチップ壁紙をご紹介します。
「紙のクロスは汚れがつきやすいのでは?」と心配になるかもしれませんが、ウッドチップ壁紙は布の壁紙に比べて、特に汚れやすいということはありません。 むしろ、汚れた時のメンテナンス性が高いのが特長です。
ウッドチップ壁紙は、汚れた部分だけを切って貼り替えて、そのまま周囲と馴染ませるか、専用の塗料で重ね塗りをすることでリペアできます。 壁紙全体を貼りかえるコストや手間は必要ないのです。
ちょっとした汚れなら、消しゴムで消すことも可能です。 上塗りをすればきれいな壁紙へ戻すことができる、とってもエコな自然素材です。
また、ウッドチップが漉きこんであることで、紙だけのクロスに比べて、通気性、調湿性が高くなっています。 高い通気性は、結露やカビの発生を防ぎます。また、調湿性が高いと静電気が起こりにくいため、ホコリがあまりつきません。これも嬉しいですね。
ビニルクロスは防カビ剤などの化学薬品が使われているものもありますが、ウッドチップ壁紙ならそんな心配もありません。 人にも環境にも優しいウッドチップ壁紙なら、DIYで手軽にメンテナンスしながら、長く愛用することができます。
エコリフォームがおすすめするウッドチップ壁紙として、オガファーザーをご紹介します。 オガファーザーはドイツで180年愛されている自然素材の壁紙で、環境にやさしいウッドチップ(間伐材木片)と再生紙から出来ています。 表面にはウッドチップの凹凸が見られ、独特の雰囲気が感じられます。
オガファーザーはもともと塗装用の下地として作られたこともあり、本来は水性塗料デュブロンを塗って仕上げますが、塗装をせずにオガファーザーそのものの風合いを楽しむのもおすすめです。
オガファーザーは一般的な壁紙と同じように貼れますが、きれいに仕上げるには熟練した職人の技術が必要です。 実際のリフォーム現場では、パテで下地を丁寧に均してから、機械でノリを付けて貼っていきます。
オガファーザーにノリを付けているところ。
オガファーザーの柔らかな風合いで、リビングの壁がやさしい雰囲気に。
灯りがオガファーザー表面の凸凹を照らし、陰影を浮かび上がらせています。
オガファーザーは、上から水性塗料のデュブロンを塗り重ねて使います。 デュブロンの塗装は難しくないので、ご家族でDIYも楽しめますよ。
お子様が壁を汚すのが心配だったり、ご自分で壁の塗装をしてみたいという方には、特にオススメです。
デュブロンは水性絵の具のような塗料で、オガファーザーの上からローラーを使って塗っていきます。 壁紙の汚れが気になった時やインテリアのイメージを変えたくなった時など、上から何度も塗り重ねることが可能です。
カラーもいろいろ選べるので、壁を一面だけ違う色にしてアクセントにするのも楽しいですね。
デュブロンは水性の塗料なので、オガファーザーと同様、有毒なガスなどは出ません。 デュブロンについて詳しくは下記をご覧ください。
壁紙にオガファーザーを採用した方のリフォーム事例をご紹介します。