TOP > リフォームお役立ち情報 > リフォーム自然素材 > ペットボトルをリサイクルした断熱材 パーフェクトバリア
最終更新日:2019/05/24
パーフェクトバリアは、とってもエコな断熱材です。 なぜなら、身近な素材のペットボトルをリサイクルして作られているからです。
パーフェクトバリアは、「赤ちゃんがくるまっても安心」と言われるほど安全で、もちろん断熱材としての性能もピカイチです。
エコリフォームは、ほとんどの断熱工事にパーフェクトバリアを採用しています。
パーフェクトバリアは、エンデバーハウス株式会社さんが開発・販売するポリエステル健康断熱材です。
以前は住まいの断熱材として身体に有害なアスベストなどの素材が多く使われていました。 アスベストは1975年に使用が禁止されましたが、その他の断熱材の使用は続き、シックハウス症候群の原因にもなっていました。
そんな中、安全に使える断熱材を目指して開発されたのが、パーフェクトバリアです。
パーフェクトバリアはペットボトルをリサイクルしたペット樹脂から作られます。 飲み物を入れるペットボトルと同様に安全な素材です。 ホルムアルデヒドを放出する接着剤も、一切使用していません。
現在の住宅は断熱がしっかりと施され、家の中にいる家族は断熱材に包まれているようなものです。 大切な家族を守るため、安心・安全な断熱材を選んで、快適に暮らせる環境を整えましょう。
パーフェクトバリアは断熱材なので、断熱性に優れていることが最も重要です。 その他にも、いくつかの特長についてご紹介します。
スーパー断熱性
断熱材は水分を吸収すると断熱性が低下してしまいますが、パーフェクトバリアはポリエステル素材のためほとんど吸湿しません。
熱伝導率もグラスウール以上と、次世代省エネルギー基準に対応する断熱性を持っています。
ヘタらず長持ち
経年した断熱材は、湿気を含んで重くなり、壁の中で落ちてしまって役に立っていない、というケースがよくあります。
パーフェクトバリアは弾力を持つ独自の構造でヘタりにくく、施工した形状を半永久的に保つことができます。
音を吸って静かに
パーフェクトバリアのもう一つの特長は、吸音性に優れていることです。
低音域から高音域まで抜群の吸音性を発揮し、車のエンジンや電車の線路にも吸音材として採用されているほどです。
万一の時も安心の難燃性
パーフェクトバリアにタバコの火を乗せる実験では、火の周りが溶けるだけで、燃え広がることはありませんでした。
万一の時に燃えても、ダイオキシンなどの有毒ガスは発生しません。 国土交通省の防火構造個別認定を取得済です。
環境に優しいリサイクル性
パーフェクトバリアはペットボトルをリサイクルした再生ポリエステル繊維100%で作られています。 ポリエステル繊維は省エネルギーで製造できる地球にやさしい素材です。
再処理すれば元のポリエステル繊維に戻ります。
パーフェクトバリアと、住宅の断熱材として一般的によく使われているグラスウールを比較してみましょう。
パーフェクトバリア | グラスウール | |
---|---|---|
原料 | ポリエステル | ガラス繊維 |
接着剤 | 使用していない | 使用している |
熱伝導率 | ○ | ◎ |
調湿性 | ◎ | ○ |
耐久性 | ◎ | ◎ |
不燃性 | ◎ | ◎ |
パーフェクトバリアとグラスウールが大きく異なるのは、原料と、接着剤を使用しているかどうかです。
グラスウールも80%以上がリサイクル原料を使用していますが、パーフェクトバリアは100%再生ポリエステル素材なので、より地球環境に優しいと言えます。
また、接着剤を使用していないパーフェクトバリアは、ホルムアルデヒドなどの有害物質を放出することがありません。シックハウス症候群が心配な方は、パーフェクトバリアを選ぶと良いでしょう。
なお、パーフェクトバリアとグラスウールの施工方法に大きな違いはありませんが、パーフェクトバリアの方が価格は高くなっています。
パーフェクトバリアには様々な形状の製品があり、床や壁、天井、屋根などに使用できます。
エコリフォームではロールタイプのパーフェクトバリアをよく壁に施工しています。 床や屋根にはボードタイプがよく使われます。
パーフェクトバリアは施工する時にも優秀で、軽くて加工しやすく、危険な繊維などが飛ぶことはありません。 断熱材はきちんと施工しないと性能を十分に発揮できないため、パーフェクトバリアの安全性は、断熱性向上にもつながっているのです。
エコリフォームでは、ほとんどの断熱リフォーム事例でパーフェクトバリアを採用しています。 この他の事例については、リフォーム事例一覧をご覧ください。