こんにちは。
コーディネーターの千葉です。
今日の一枚の写真はちょっとマニアックですが、
見切り材と巾木です。
窓との境に木の見切り材が入っているのが
見えますでしょうか。
マンションのリフォームをする際に、
以前のフローリングより厚いものを貼る場合、どうしても廊下やベランダの出入り口に
段差が出てきてしまいます。
そこで、このような見切り材を入れて
段差を解消し、足に当たることがないように致します。
今回のK様邸では、フローリングのお色に合わせた無垢材で
見切り材と巾木をお造りしました。
床の材料によっては、木で見切り材が作れない場合も
ありますが、今回は、それが可能でしたので、
加工して作ってもらうことになりました。
思っていた以上に、フローリングのお色と
ぴったりで良かったです。
フローリングはウッドワンさんのグランドフローリング(ブラックチェリー色)。
その色に合わせて見切り材と巾木は
自然塗料で少し着色する予定でしたが、
現場で合わせてみて、着色をしないほうが良いと判断し、
自然塗料のクリア(色が着かないオイル)に
急遽変更しました。
巾木も同様、クリアオイルで仕上げています。
巾木というのは、床と壁との境に入れる材の事です。
巾木の素材も沢山あります。
たとえば、ビニール製のソフト巾木
木のプリントをしたシートを貼った巾木
そして、今回のような無垢の巾木です。
巾木もクリアのオイルを塗ったところ、
フローリングのお色と良くなじみました。
インテリアの雰囲気を作るのは、
小さな小物ひとつひとつです。
今回はリフォーム工事に絡めて、巾木は見切り材の
お話をさせて頂きましたが、
インテリアの小物や雑貨も同様で、
お部屋の雰囲気に合ったもの、イメージにそれないものを
こだわって選ばれる事により、統一感のあるお部屋になります。
何かお部屋の雑貨を買おう!と思った時、
ちょっとお部屋をイメージして、合うか合わないか
一息置いて考えてみるのもお勧めです。
2013年6月アーカイブ
小さな素材、ひとつひとつこだわったマンション
2013年06月30日造作の電話台をマンションで
2013年06月28日こんにちは、コーディネーターの千葉です。
今日の一枚の写真はこちら、
造作の電話台です。
壁の一部を凹ませて、電話台とモデム置き場を作りました。
以前はお客様がご自分で家具を加工して、
モデム置き場を造り、配線と機器が見えないように
されてましたが、
K様からの
『電話周りのインターネット用の
モデムやコンセントなど、
ごちゃごちゃしてしまうので、それをすっきりさせたい』
というご要望を元に、このような形になったんです。
電話台のカウンターの上には電話しかみえません。
実はこの扉の下に、電源と電話の差込口があり、
そこに、機械が集まっているんです。
こんな感じです。
そして見えますでしょうか、
カウンター上の植木鉢の奥に見える白い穴が。
下に電源を差し込んで、この穴からカウンター上に配線を
出します。
そうすることで、
カウンターの上に配線がぐちゃぐちゃする事なく、
すっきりして、電話しか見えません。
インターネットの関係上、どうしても電話周りは
配線や機器が散乱してしまいがちですが、
こうすれば見えません!!
お客様もとっても喜んで下さいました。
スケルトンに近いマンションリフォームをされる場合は、
こういった壁埋め込みの作りつけ家具も可能です。
地震の時に倒れてくることもないので、
防災面でも安心ですね。