こんにちは、コーディネーターの千葉です。
今日の一枚は少しマニアックですがこちらのお写真です。
あまり、気をつけてみていないと気づかないこちらの床と壁のにある部材。
巾木と呼ばれるものです。
この巾木、何の為にあるかと言いますと、
マンションの構造である、壁や床、真っ直ぐなようで真っ直ぐでない場合があります
その為、床材(フローリングやコルクタイル)などを張った時に、真っ直ぐでないところが目立ってしまう
事がありますので、床と壁の調整材として巾木があります。
この巾木、掃除機などを壁にぶつけても傷ついたり汚れたりするのを
防ぐ役割もあるんですよ。
巾木にはいろいろな種類があって、
ソフト巾木と呼ばれる、ビニール製のものや、
無垢の巾木、木の木目をプリントしたもの等です。
私共でリフォームさせて頂く場合、に使うのが上の写真のような、
無垢の巾木です。
クリアのオイルで、木の色を生かす場合が多いのですが、
上のA様邸では、お部屋ごとに巾木の色を変えました。
無垢の巾木の上に、自然素材の塗料を乗せて、アクセントにしました。
上は廊下の写真で、茶色の建具が多いので、こげ茶で塗装し、
リビングは、壁に合わせて白で塗装しました。
木目も消える事無く、良い感じで色が乗るのも
自然塗料の良いところです。
前にもこちらでお話をさせて頂きましたが、インテリアは小さな部材や小物などが
集まって雰囲気を作ります。
あまり普段気にして見ることもない巾木ですが、
少し手を加えるだけで、個性的でこだわりのある空間に仕上がりますよ。
このお宅A様邸の事例はこちらです。
https://www.eco-inc.co.jp/mansion/example/200905.html