TOP > リフォームお役立ち情報 > 住まいと暮らしのお役立ち > リフォームのヒント > 赤ちゃんがいる家のリフォームで気をつけたいこと

最終更新日:2021/09/29(2012/10/29公開)

赤ちゃんがいる家のリフォームで気をつけたいこと

赤ちゃんがいる家のリフォームで気をつけたいこと

小さな赤ちゃんがいるご家庭のリフォームは、
どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?
プランニングから工事中、リフォーム後に気をつけたいポイントをご紹介します。

プランニングで気をつけたいこと

赤ちゃんがいるご家庭では、リフォームプランを考える際、こんなことに気をつけると良いでしょう。

●風通しの良い空間にする

プランニングの段階でまず考えておきたいのは、空気をきれいに保てるようなお部屋にすることです。 通風に配慮した設計を行い、風通しの良い空間を造りましょう。

風通しの良い空間は、湿気がたまってジメジメすることもないので、カビやダニが発生しにくくなります。

毎日きれいな空気を呼吸できるのは、赤ちゃんだけでなく大人たちにもうれしいポイントです。

●身体に負担の少ない素材を選ぶ

これから成長していく赤ちゃんのことを考えると、身体に負担の少ない自然素材を選ぶことが肝心です。

化学物質が含まれる素材や接着剤などを使うと、空気中に有害物質が放出され、身体にも大きな負担がかかると言われています。 天然の木材や国産の畳、紙のクロスなどの自然素材を採用して、身体に負担がかからない空間にリフォームしましょう。

また、赤ちゃんが成長して歩くようになると、室内でよく転ぶことがあります。 コルクタイルの床は比較的柔らかく、転んだ時の衝撃が少ないのでおすすめですよ。

リフォームに使われる自然素材については、下記のページで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてくださいね。

リフォーム自然素材

●レイアウトを工夫する

大規模なリフォームで間取りを大きく変更するなら、どこからでも赤ちゃんが見られるようなレイアウトをおすすめします。 例えば、ベビーベッドを置くお部屋は2方向からアクセスできるようにしたり、引き戸で大きく開け放しておけるようにするなど、工夫してみると良いでしょう。

また、キッチンは対面式キッチンを採用すると、お料理をしている最中でも赤ちゃんの様子が見られます。

生まれたばかりの赤ちゃんも、しばらくすればハイハイやよちよち歩きで好きなところに移動するようになります。 玄関やキッチン、階段などの危険なところには、入れないように扉をつけておくか、ベビーゲートを設置できるように計画しておきましょう。

リビングと和室を一体として使えるリフォーム事例

家族みんなが癒される住まいに

赤ちゃんがいるご家庭では、赤ちゃんを最優先に考えがちですが、そのために他の家族がガマンしなければならないお住まいは、ストレスがたまってしまいます。家族みんなが癒される空間を目指してリフォームの計画を立てましょう。

ひと口に癒されると言っても、お気に入りの家具や雑貨に囲まれたい方もいれば、何もないすっきりシンプルな空間を好む方もいます。 光や風の感じ方、色や質感の好みも人によって様々です。

リフォームプランを考える際は、好きなデザインやご希望の暮らし方などを、ご家族でしっかり話し合っておくことが大切です。 赤ちゃんはもちろん、お父さんもお母さんも快適に過ごせるリフォームを心がけましょう。

リフォーム中・リフォーム後の注意

リフォーム工事中や、リフォームが終わってからは、こんなことに気をつけてくださいね。

●住みながらのリフォームでは...

リフォームの工事中は、どうしても大きな音が出てしまいます。大人はガマンできても、赤ちゃんはびっくりしてしまいますね。 特に大きな音が出る工事の際は、一時的に外出するなどの対策をおすすめします。

また、家に住みながらのリフォームでは、工事中のホコリも気になります。 リフォーム業者にお願いして、工事を行っている部屋が完全に遮断されるようにしっかり養生してもらいましょう。

●仮住まいに引っ越す時は...

リフォーム中、仮住まいに引っ越す場合は、音やホコリの心配はありません。 でも、赤ちゃんがあまり小さい頃は、生活リズムが整っていないため、慣れない環境での生活は負担が大きくなります。

なるべく赤ちゃんの負担が少ないようにスケジュールを組むことをおすすめします。

●カーテン、家具選びも慎重に

リフォームが終わったら、カーテンや家具を新調して新生活を始める方も少なくないと思います。 新しいお部屋に合うインテリアを考えるのは楽しいひと時ですね。

しかし、化学物質が使われたカーテンや、安全性の低い接着剤を使用した家具なども少なくありません。 見た目や価格だけでなく、素材や生産方法をしっかり確認した上で買いそろえるようにしましょう。

安全性にも気をつけて暮らしましょう

赤ちゃんから幼児の頃までは、家庭内の事故が多い時期です。 リフォーム後は、住まいの安全性にも気をつけて暮らしましょう。

赤ちゃんが転んでもケガをしないよう、居室にラグやカーペットを敷いたり、浴室に滑り止めマットを敷くと良いでしょう。 カウンターやテーブル、家具などの角は、あらかじめ丸くなっているものを選ぶか、市販のコーナーカバーを設置しましょう。

また、冬場の暖房に石油ストーブや電気ストーブを使うと、火傷の恐れがあります。 乾燥を防ぐ意味でも、床暖房がおすすめですよ。

安全のためカウンターの角をカットしたリフォーム事例

「バリアフリーリフォーム」と聞くと、お年を召した方でも暮らしやすい家へのリフォームだと思われるかもしれません。 しかし、本来の意味でのバリアフリーリフォームは、どんな人でも暮らしやすい住まいにすることです。

みなさんがリフォームによって、すべての人にバリアフリーな家を実現できるように願っています。

住まいと暮らしのお役立ちに戻る