エコリフォームのwebスタッフ柴田です。
webスタッフとして日々リフォーム事例などを作成している中で、相続した家をリフォームする人もけっこういるんだな・・・と気が付きました。
私自身は、家を相続する予定が全然なくて残念なのですが、相続した家をリフォームして暮らそうとお考えの皆様に向けて、よくあるストーリーを作ってみました!
なぜ相続した家で暮らすことに決めたのか
― これは複数のリフォーム事例を参考にして再構成した妄想ストーリーです。
A様ご夫婦は60代前半。東京郊外の戸建住宅に暮らして30年あまりになります。奥様のご両親が亡くなり、奥様が生まれ育った実家を相続することになりました。
奥様の実家は東京の下町にある、築60年ほどの小さな一戸建てです。売却したり、賃貸に出すことも考えましたが、A様ご夫婦はこの家をリフォームして移り住むことに決めました。それは、こんな理由からです。
- 奥様のご実家が、便利で暮らしやすい立地だったこと。
- 奥様にとっては愛着のある家だったこと。
- 子どもたちが独立して、今の住まいが少し広すぎると感じていたこと。
- リフォームすれば住めそうな状態だったこと。
リフォームする上で大切なのは、建物の状態です。築年数が長ければ、家は徐々に傷んでいきますが、きちんと人が住んで手入れをして、定期的にメンテナンスをしていれば、ある程度は劣化を防ぐことができます。立地は後から選べませんが、建物の状態を良好に保っておくことならできますよね。
思い出の店舗兼住宅で、猫ちゃんと暮らす
相続された店舗兼住宅を住宅にリフォームした事例です。
必須なのは安全性と快適性
さて、相続した家をリフォームすることに決めたら、次はどんな家にしたいかを考えます。ご主人も奥様も、大きなお風呂がいいとか、それぞれ個室が欲しいとか、それぞれ夢がふくらみます。しかし現実を見てみると、そうそう希望通りにはいかない場合がほとんどです。
A様の相続した築60年の家は、耐震性が低く、断熱材もほとんど入っていない建物でした。夢を実現する前に、まずはこれを改善する必要がありました。良かったのは、手入れが行き届いていて、シロアリの被害がなかったことです。
実際、相続する家は、だいたい築年数が長く(だいたい築50年くらいは経ってる)、耐震性が低く(旧耐震基準だから)、断熱性も低い(断熱材がなかったりヘタったりしている)建物なのです。さらに、知らない間に少しずつ雨漏りしていたり、その雨水を求めてシロアリが発生していたりすることも少なくありません。
お住まいの「安全と快適」は誰にとっても必要なものです。ずっと古い家に住んできた人ならまだしも、マンションや新しい家での暮らしに慣れてしまった人にとって、安全性と快適性の低い住環境はなかなか耐え難いものがあります。
光と風が通り抜ける、自然派二世帯住宅
ご実家をスケルトンリフォームした事例です。
終の棲家にするために
A様ご夫妻は今60代前半です。あと20年~30年くらいは新しい家で暮らしたいと思い、スケルトンリフォームでしっかり手を入れることにしました。今ちゃんとリフォームしておけば、いずれ子どもたちに家を遺してあげることもできますよね。
この家を終の棲家(ついのすみか)にするために、もっと年を取ってからの使いやすさも考えます。床をバリアフリーにしておくのはもちろん、水まわりを1階にまとめておけば、将来2階に上るのが難しくなっても、1階だけで暮らしていけます。こうして、リフォームプランがまとまりました。
今はリフォームが終わった家で、ご夫婦仲良く暮らされています。(おわり)
年を取っても暮らしやすい工夫は、高齢の家族と一緒に暮らした経験がないとわからないものです。終の棲家にしたいとお考えなら、ぜひリフォーム会社に相談してみてください。エコリフォームでもその点、バッチリお応えしています!
ちなみに…
スケルトンリフォームをするとなると、ざっくり1500万円~の費用がかかってきます。詳しくは下記をご覧ください。
何人でいつまで暮らすか、という視点
というわけで妄想ストーリーは幸せに終わりましたが、実際には一つ一つの家にそれぞれ違うストーリーがあります。それでも、古い家をリフォームして住み替えるという点では、少しずつ似た部分があるのではないでしょうか。
相続した家にせよ、中古で購入した家にせよ、古い家をリフォームする際は、その家に何人で住むのか、何年くらい暮らしていきたいのか、という視点が重要になります。
30代のご夫婦+子供の4人家族と、60代のご夫婦2人の家族が暮らすのとでは、最適な間取りはまったく違うはずです。
さらに、20年、30年経った時は、ご家族の暮らし方も少し変わっているかもしれません。
一度大規模なリフォームをすれば、またこれから数十年は暮らせるお住まいに生まれ変わります。「何人でいつまで暮らすか」という視点を忘れずに、望み通りのリフォームができるように願っています。
ご夫婦お二人で始める 安心快適な新生活
ご両親から受け継いだ家をリフォームしてお暮らしです。
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