無垢のフローリングって本当のところどうなの?

こんにちは、エコリフォームコーディネーターの阿部です。今日はちょっとフローリングのお話をします。

リフォームや新築でお家を建てる時に、内装を決めていきますが、無垢フローリングを検討されてる方も増えてきているのではないでしょうか。

本当のところどうなの?

コーディネーター目線と、実際に無垢フローリングの家で暮らしているユーザー目線でお話します。

何故無垢フローリングを選んだか

私が実際に暮らす家で、無垢フローリングを選んだ一番の理由は

時間が経過した時に、劣化ではなく味になる事!

家は、何年も何十年も住み続けます。無垢フローリングは時間が経てば経つほど味わいが増して、空間に溶け込み良い雰囲気を醸し出します。

もちろん、その為にはお手入れが必要です。傷もつきます。でも裸足で歩いた時の足ざわりや、質感、本物が出す雰囲気が好きで無垢フローリングを選びました。

無垢フローリングのデメリットは?

  • 木の種類によって傷つきやすい事
  • メンテナンスが必要である事
  • 季節によって、隙や反りが出てくる事

でも、デメリットも考え方を変えればメリットになります。

■柔らかい木種を選べば、傷つきやすいですが、柔らかいということは足ざわりが良く、歩いた時に跳ね返りが少ないため、生活するには心地よいということです。それをメッリトと思うかデメリットと思うかは住まう人の価値観次第!無垢フローリングがいいけど、ちょっと傷つきやすいのは・・・。という方は、堅木を選べば傷も付きにくいですよ。

■メンテナンスが必要という点も、合板フローリングならメンテナンスフリーかというとそれではありません。表面にワックスが塗ってある合板のフローリングなら、何年かすればワックスを塗りなおす必要がありますし、汚れれば水拭きも必要です。無垢フローリングは表面を保護する為、オイルが塗られていることが多いので、そのオイルを年に1回くらい塗ってあげれば十分綺麗が長続き増します。

■季節によって、フローリングとフローリングのつなぎ目部分がすいてくることがありますが、それはフローリング自体が調湿しているということです。湿気を吸ったり吐いたりすることで、お部屋の中の湿度を調節してくれています。ただ乾燥時期につなぎ目の部分に隙間が出来てゴミや埃が入ってしまうのがどうしても気になるという方は、合板がおすすめです。

結論は?

実際に暮らしてみて、私がおすすめするのは無垢フローリングです。

デメリットはもちろんありますが、心地よさや、見た目、味わいなど長い目で考えると無垢フローリングは本当に良いと思います。

コーディネーター目線では、そこに住まわれる方の価値観にもよるので、全員に無垢フローリングをお勧めするわけではありません。無垢のデメリットをご説明した上で、傷や、乾燥時期のフローリングの隙間がどうしてもきになるなら、合板フローリングをお勧めします。

また無垢フローリングのメンテナンス方法を聞いて、面倒だなと思う人は合板にされたらよいと思います。

まとめ

床材は一度張ってしまうと張替はなかなか難しいものです。

無垢フローリングにも木の種類が沢山あり、傷つきやすいもの、そうでないものもあります。また表面の塗装の仕方によってメンテナンス方法も異なります。もし気になった素材があったら、設計事務所さんやリフォーム会社、工務店さんに聞いてみて下さい。

合板にも色々あって、表面の数ミリが本物の木になっていて、経年劣化を楽しめるものもあります。

沢山ある中で、本当に気に入った素材が見つかるとよいですね。

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