エコリフォームのwebスタッフ柴田です。
「オガファーザー」って知ってます?
「オカンとファーザー」ではありませんし、謎のRPGでもありません。
エコロジーな壁紙のことなんです。
どのへんがエコロジー?
エコロジーエコロジーって、エコリフォームだからってエコエコ言ってるんじゃないかと思われるかもしれませんが、オガファーザーは本当にエコロジー。
オガファーザーのオフィシャルサイト「ougahfaser.jp」によると、オガファーザーの原料は古い新聞紙と間伐材のチップだそうです。
どちらも不要なものを再利用しているわけで、これはなかなかのエコですね!
そもそもオガファーザーは環境先進国といわれるドイツで作られています。言われてみれば、「OUGAHFASER」って綴りもドイツ語っぽいですね。
オガファーザーが誕生したのは・・・1864年!? 日本では幕末ですよ? いやでも、江戸時代の江戸もリサイクルが盛んで、かなりの環境都市だったと言われてます。その頃からエコロジーを考えてる人が世界中にいたんでしょうね。
誕生から190年以上、販売開始からも150年以上、オガファーザーはずーーーっとエコロジーな存在なのです。
原材料だけではなく、オガファーザーを作るときには、生産エネルギーを削減し、廃材や排水も最小限になるように配慮されています。その結果、持続可能な建築材料としての評価基準「環境製品宣言(EPD:Environmental Product Declaration)」を取得するまでになりました。
つまり、エコロジー界のスーパーエリート壁紙です!
オガファーザーのメリットは?
いくらスーパーエコロジーな壁紙(クロス)とは言え、我が家に採用するには、それ以外にもメリットが欲しいところです。もちろん、オガファーザーにはエコロジー以外のメリットもありますよ。
1)通気性・調湿性が高い
じめじめしたお部屋をリフォームするために壁紙を剥がしてみると、カビだらけだった…。なんて話もよく聞きますが、オガファーザーだったらそんなことはありません。
オガファーザーは通気性が良く、湿度を調節する調湿性も備わっています。湿気の多い時期は湿気を吸い込み、乾燥した時期は湿気を放出するので、「呼吸する壁紙」とも呼ばれるくらいです。
エコリフォームのオフィスにも一部オガファーザーが貼ってあるんですが、なんとなく空気がいいような気がします。(ま、一部だけなので気のせいかもしれませんが…)
2)メンテナンス性が高い
オガファーザーは一度貼れば、貼り替えは不要。耐用年数は20年と言われています。
ビニールクロスでも大事に使えば長持ちしますが、だんだん薄汚れた感じになってしまいます。その点、オガファーザーは自然塗料のデュブロンを重ね塗りできるので、いつでも新品同様に。DIYでカラーチェンジを楽しむこともできます。
オガファーザーなら、ちょっとした汚れや、小さく破れてしまった箇所などを直すのも簡単。メンテナンスの方法はオフィシャルサイトに掲載されています。
3)有害物質を一切含まない
オガファーザーの原料は紙と木ですから、変な臭いがしたり化学物質が発散することはありません。化学物質過敏症の方にもおすすめです。
燃やしても有害物質が発生しないのもうれしいところ。一般的なビニールクロスにはポリ塩化ビニールが含まれているため、廃棄時に環境を汚染する可能性があります。一方オガファーザーは安心して処分できるのです。
オガファーザーのデメリットは?
メリットがあればデメリットもあるもの。オガファーザーのデメリットは…?
1)きれいに仕上げるのが難しい
オガファーザーは普通の壁紙のように貼れますが、ビニールクロスとまったく同じというわけではありません。というのも、調湿性がある=わずかに伸び縮みする という性質があるからです。
つなぎ目や端の部分に隙間やシワができないように、オガファーザーをきれいに貼るのは、とても難しいといいます。エコリフォームではいつも熟練の職人さんにお願いしています。
2)ビニールクロスに比べて高価
オガファーザー自体は、一般的なビニールクロスと比べて少々高めという程度です。しかしきれいに貼るための技術料や、仕上げのデュブロン塗装の費用がプラスされるとどうしても割高になってしまいます。
日本でオガファーザーを販売しているイケダコーポレーションさんでは、一般向けにオンライン販売もしているので、興味のある方はチェックしてみてください。
https://www.iskcorp-shop.com/?mode=cate&cbid=2522237&csid=0
3)色柄はほとんど選べない
オガファーザーはウッドチップの目立たない「スモール」と、よりポコポコ感のある「ミックス」の2種類しかありません。どちらも自然なホワイトで、色は選べません。しかし、この点、本当はあまりデメリットとは言えません。
なぜなら、オガファーザーは「下地壁紙」とも呼ばれ、デュブロンを塗って仕上げるのが前提になっているからです。デュブロンは真っ白ですが、天然顔料ウラで着色が可能です。一部の壁の色を変えて、アクセントウォールにするのもおしゃれですね。
オガファーザー採用のマンションリフォーム事例
私たちエコリフォームでも、オガファーザーはよくおすすめしている素材で、たくさんのリフォームで採用されています。
「オガファーザーにして後悔している…」なんて方はいらっしゃらないようで、みなさん口々に「家の中の空気がきれいな気がする。なぜか知らないけどすごく快適~」と仰っています。
そんなオガファーザーを採用されたみなさんのリフォーム事例を一部ご紹介します。まずはマンションリフォームから!
▲リビングの壁に貼ってあるのが、まさしくオガファーザー。写真の奥の壁、色が違うのがわかりますか? 淡いブルーのアクセントウォールになってるんです。
お客様も「一面だけ色を変えて本当に良かった」とお喜びでした。
▲こちらのLDKもオガファーザー。キッチンカウンターまわりの壁だけクリーム色にして、アクセントウォールにしました。
オガファーザーを含め、自然素材をたっぷり使ってリフォームしたので、アレルギーをお持ちだというお子様にも安心できるお部屋になりました。
アクセントウォール部分をアップで。ウッドチップの凸凹がいい雰囲気です。
▲こちらはお部屋全体がオガファーザーの壁です。お客様のご希望で、無塗装の状態でお引渡しとなりました。ちょっと仕上がりの感じが違って見えるかもしれません。
「オガファーザーにしたので、汚れちゃったら塗装すればいいか」と思ってお暮らしだそうです。ご自分でメンテナンスするのを楽しみにされている方にはぴったりのクロスですよね。
この他にもオガファーザー採用の事例をたくさん掲載中です。ぜひご覧ください。
オガファーザー採用の戸建てリフォーム事例
次はオガファーザーを採用した戸建て住宅のリフォーム事例をご紹介します。マンション以上に、本当にた~~くさんのみなさんにオガファーザーを愛用していただいてるんです。
▲7坪という限られたスペースだからこそ、自然素材にこだわりました。こちらの2階のお部屋の壁は、全面オガファーザーです。
寝室として使われるので、オガファーザー+無垢フローリングで湿気をコントロール。快適にお休みいただけるお部屋になりました。
▲ロフトの壁と天井に、まるっとオガファーザーを張りました。しっかり断熱して過ごしやすくなったロフトは、お子様の寝室にされるそうです。
奥の壁に設置した照明は…
かわいい星型の照明です。
お客様は、「星の照明に合わせて、夜空の絵を描きたい」と言われていました。そう、オガファーザーなら、壁や天井に絵を描くこともできちゃうんですね~。
▲見てください! ドドーンと大きな吹き抜けが印象的なこちらのお宅。壁は全面オガファーザーです。開放感たっぷりの空間も、オガファーザーのちからでバッチリ調湿されてます。
リフォームはお子様が生まれる前に完了して、その後生まれた赤ちゃんは、こちらの家で元気にすくすく育っているそうですよ。
▲最後にご紹介するのは、住宅ではなくフレンチレストランです。客席の内装に選ばれたのはオガファーザー。漆喰風の仕上がりが、レストランの雰囲気作りに一役買っています。
オープンから2年後、徐々に汚れが目立つようになってきたとのことで、デュブロンで再塗装しました。写真は再塗装後のものですが、オープン当初と同じようにオガファーザーの壁が輝いています!
オガファーザーを選ばれた戸建て住宅のリフォーム事例は他にもたくさんあります。ぜひリフォーム事例集をチェックしてみてくださいね。
うちもいつか、オガファーザーに!
私もwebスタッフとして、リフォーム完成した家にお邪魔したりするんですが、オガファーザーを採用された家に入ると、なんだかすごく落ち着く感じがするんですよね。リフォームが完成したばかりであっても、化学的な変なニオイがしないせいでしょうか?
こんなにオガファーザーを激推ししてるからには、私の家にも当然オガファーザーが貼ってあると思うでしょうが、今のところはまだビニールクロスです。いや、ノークロス…?
実は飼ってるウサギが壁紙を剥がすのを趣味にしているもんで、下の方はほとんど壁紙がない状態なんです(笑)。
いつか壁紙を貼り替える時がきたら、絶対オガファーザーにしたいなあと思っています。
壁紙を替えようかなと思っているみなさん、私の一押し、オガファーザーも候補に入れてみませんか?
「リフォーム自然素材」のページも参考にしてください。
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