エコリフォームのwebスタッフ柴田です。
みなさんが子供の頃って、自分の子供部屋を持ってました?
私は中学生くらいまでずーっと兄と一緒の部屋で、自分の部屋が持てた時はすごくうれしかったのを覚えています。
聞くところによると最近は、「そもそも子供部屋なんてなくていいんだよ」とか「リビングで勉強した方が賢い子になるんだよ」とかいう説もあるらしいですね。
あるいは、「狭小住宅に住んでいるので、子供部屋を造るスペースがない…」という方もいらっしゃいます。
家族によって正解はそれぞれと思いますが、個人的にはやっぱり子供部屋あったらうれしい派です。
しかし、子供部屋を造ったことが、ずっと後になって問題になることがけっこう多いそうなんです。
問題は子供が独立した後
例えば30代~40代で、子供がまだ小さいうちに、家を建てたりマンションを買ったりしたとして。
あっという間に20年くらい経って、親世代が50代~60代になると、そろそろ子どもが独立し始めるころです。
さてその時、子供が使っていた「元・子供部屋」をどうしますか?
子供の荷物があるから物置代わりにする? 子供としてはうれしいですが、スペースの使い方としてはもったいないですよね。
独立した子供が盆暮れ正月くらいは帰ってくるから、そのままにしておく? 盆暮れ正月以外の長~いあいだ空いてることになっちゃいますね。
子供部屋おじさん(or おばさん)がいるので、「元・子供部屋」なんかない? うーん、それはスペースを有効活用してると言えないこともないか…。
ちなみに私が20代で独立した後、実家の私の部屋はまさに物置状態になっていて、タンスと本棚が詰め込まれていました。それからずっと物置状態になっていて、実にもったいないんです。空間を贅沢に使っております。
そう、都心じゃなければいいんですよ。うちの実家も郊外なので、まだスペースに余裕がある方なんです。
でも、東京都心では、なかなかそうはいかないですよね。「適当に物置にしておくなんてもったいない!有効に使わなくては!地価も高いし!」ということになります。
私たちエコリフォームにも、しばしばそういうお問い合わせをいただいています。
子供部屋をなくすリフォームがしたい人は多い
- 子供が独立したので、子供部屋をリフォームしたい
- 子供部屋をなくして、リビングと一体化したい
- 老後の生活に向けて、夫婦2人暮らしに合う間取りにリフォームしたい
という方が、けっこういらっしゃるんですね。
実際、こんな調査結果を見つけました。
2013年なのでちょっと古い調査ですが、戸建て住宅にお住まいの、子供が独立した60~75歳のシニアのみなさんに「子供が独立してから、活用しきれていないお部屋はありますか?」と聞いた結果です。
8割を超えるみなさんが、活用しきれていない部屋があると答えています。
しかも、1部屋どころか2部屋、3部屋余っているという方も少なくないんですよ。これ本当に一都三県が対象?と疑っちゃうくらいです。
わざわざ「子供が独立した後に」と聞いているので、活用しきれていない部屋の多くは、元・子供部屋だろうなと思います。
子供が独立する時期は、新築で建てた家なら20~30年くらい、中古で購入した家なら40~50年くらいの築年数になっていると考えると、リフォームにちょうどいい時期です。
子供の独立をきっかけとしてリフォームを考える方が多いのも、わかるような気がしますね。
そういえば、ちょうど先日工事をしたお宅でも、子供が独立したタイミングで子供部屋をリフォームして、奥様のお部屋にするということでした。建築当初から想定しておけば、リフォーム工事もやりやすくなりますね。詳しくは下記、工事中ブログをご覧ください。
子供部屋をなくして、何にする?
子供の物を置いているからいつまでも子供部屋なのであって、物をどかしてしまえばただのお部屋です。リフォームしなくてもいろいろ使い道はあります。
例えば憧れの書斎に!昨今は猫も杓子もリモートワークなので、子供たちが勉強に使っていた元・子供部屋は、当然、業務に使うのにも適しています。
趣味がある方は趣味のお部屋に。コレクションを飾ったり、絵を描いたり、楽器を弾いたり。趣味が高じて、サロンや教室も開けるかもしれません。私だったらミシンや織り機を置いて、手芸ルームにしたいですね。
お客様の多い家ならゲストルームとして整えておくのもいいでしょう。airbnbでも貸せるかもしれません。子供が帰省した時にも使えます。
年を重ねてくると、ご夫婦それぞれの寝室を分けたいという方も増えてきます。そんな時にも元・子供部屋はぴったり。子供たちのベッドを再利用できるかもしれません。
と、夢は広がりますが、リフォーム会社のwebスタッフとしては、「元・子供部屋」どうするか問題は、ぜひリフォームで解決していただきたいところです。
「元・子供部屋」どうするか問題はリフォームで解決!
子供が独立した後の「元・子供部屋」をリフォームするなら、一番おすすめなのは、物理的に子供部屋をなくす方法です。
つまり、お隣のお部屋と一体化して、広い空間にリフォームしちゃうんです!
子供が2人、3人といるご家庭では、子供部屋も2つ3つあることが多いのではないでしょうか。小さく区切られたお部屋は、そのまま使うとなると、やっぱり使い道が限られてしまいます。
複数のお部屋をまとめて1つの大きなお部屋にすれば、それだけ使い道の幅も広がります。広々シアタールームも夢ではありませんね。
または、子供部屋と隣り合ったキッチンやリビングダイニングと一体化するのはどうでしょう?
物があふれていたリビングダイニングが余裕の広さに。子供や孫が大勢集まった時でも、みんな一緒に食卓を囲めるようになりますよ。
あるいは、収納と合わせて大きなウォークインクローゼットにしてみるのもいいですね。
その分、タンスを処分できるので、他のお部屋も有効活用できちゃいます。
子供が独立後は、シニアの暮らしを見越して
子供が独立して「元・子供部屋」をなくした後は、これからシニアになっていくご夫婦が暮らすことになります。
どんなに元気な人でも、年をとればだんだん足腰が弱ってきます。小さな段差でもつまずきやすくなるし、階段の上り下りも面倒になり、布団の上げ下げにも「よっこらしょ」のかけ声が必要になります。
2階建て、3階建ての家に住んでいる方が、年をとって2階や3階に上がることが億劫になった、というのもよく聞く話で、将来的にはなるべく1階だけで生活できるようにしておくことが大切です。
例えば、トイレが1階にしかないのに、2階の元・子供部屋を寝室にしてしまうと、夜中にトイレに行きたくなった時も、階段を上り下りしなければなりません。
小さな段差があったり、必要なところに手すりがなかったり、収納が高い位置にあったりする場合も注意が必要です。若いうちはなんでもないことでも、年をとると大きな障壁になることがあるのです。
幸い、現代の住環境はシニアでも暮らしやすいようにどんどん改善されています。家を新築、購入した頃は一般的ではなかったものが、今はふつうに使われている可能性もあります。
下記でも詳しくご紹介していますが、ぜひバリアフリーリフォームについて調べてみてください。
子供が独立した後の「元・子供部屋」をどうにかしたいな~と思われている方は、ぜひリフォームを検討してみてくださいね。
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