家の中が物であふれる…。収納リフォームをする前にやってほしい事!

家が物であふれている~!きっと収納が足りないからだ!

それじゃあ、リフォームをして収納を増やそう!

は、

ちょっと待って!!

収納を増やす前に物の量をみなおしませんか?

今日は物の量についてのお話です。

職業柄今まで色々な収納セミナーに行ってきました。

賢い収納方法や、綺麗に収納する技、物の整理の仕方や、効率のよい収納を作る法則など、講師の方からお話を聞いてきました。

その中で、私なりに学んだ事があります。

それは収納や片づけの方法や技術を学ぶより、効果的な収納を増やすより

何よりも物を減らそう!!ということ。

いつか使うと思って、押入いっぱいのものを所有していませんか?

例えば・・・

・無料でもらった化粧品サンプル

・なかなか捨てられずたまったショッピングバック

・何かの景品

・使い捨てのスプーンや箸

・使い切っていないけれど、使っていない洗剤や化粧品

・頂きもののちょっと良いタオル

・お菓子が入っていた可愛い缶や箱

・出るかわからないペン

・よれよれになったから、パジャマにしようと思っているTシャツ

・使ったことのないセットの食器

・サイズ違いの鍋やフライパンなどのキッチン用品

・最後にいつ使ったかわからない来客用の布団

いつか使うと思い取っているもの、必要な時に買ったらいくらですか?

使いたい時に、なくてがっかりするとしても買っても数千円、もしくは数百円のものばかり。

それを何年何十年と押入に入れていて、必要なものが入らないのでリフォームで収納を増やすとしたら、何十万何百万とのお金がかかります。

ならば、いつか使うものは潔く手放し、今必要なものだけで暮らせばリフォーム費用はかかりません。更に快適で、物を探す時間に追われる生活ともおさらばできます。

そして、必要になった時に厳選してこだわりのある、持っているとテンションの上がるものを新たに購入してください。その方がよっぽどお金がかかりません。

リフォームしたいとご要望を受けてお家に伺い、お話を聞くと、リフォームしなくても物を処分すれば快適に暮らせるのではというお家は沢山あります。正直にそう伝えて帰ってきたこともありました。

収納家具を買う前に、押入等のリフォームを考える前に、まずご自分が持っている荷物の量を見直してみませんか。

物の管理ができなくなったら飽和状態と考えて

住んでいる家によって収納の量は限られます。

大きな家に住んでいる人は、収納も大きいので沢山のものを仕舞えますが、では物を持って良い限界はどのくらいでしょうか。

それは、収納の量ではなく、その人によって異なります。

片づけが苦手な人  →物の所有限度 少

片づけが得意な人  →物の所有限度 多くてもOK

自分が持っている物を把握できなくなったらキャパオーバーです。それは収納内がぎゅうぎゅうでなくても、です。片づけや掃除が苦手の人ほど、収納を増やすのではなく物を減らしましょう。

例えば、ストックが無いと思って買ってきたものが、探してみたらいくつもストックされていた。とか

服を買ってきたけれどしまおうとして、整理していたら同じような服が出てきたとか。

このような事があれば、自分の持っているものを把握できていないので、物を減らす努力が必要です。

物があふれてしまっている方は、収納量が足りていないのではなく、片づけが下手なのではなく、家事をさぼっているわけでもなく、ただ、自分のものを持って良い許容量を超えているだけなのです。

なかなか物を処分するのは難しい

物が少ない暮らしをしたいのは山々だけれど、いざ捨てるとなるとなかなか難しいですよね。

特に

・思い出がある

・高かった

・頂きもの   などなど

でもその思い出は今の生活に役立ちません。

高くても、それがあることで生活が不便になりストレスがたまるならあなたにとってマイナスになるものです。

頂いたものでも好みに合わないものは、誰かに譲って下さい。

手元に残すのは以下のもの

●今まさに役立っているもの

●代用が利かないもの

●それを使うことでテンションが上がるもの

また物が少なくなった時のメリットを実感すると、処分する意欲がわいてきますよ。

物を少なくすることで得られるメリットを実感する

・片づけなくて良い

・無駄な買い物が減る(節約)

・家がすっきりする

・物を探す時間がへる(時間的なゆとり)

・運気があがる

・掃除が楽になる

まとめ

私は正直片づけがとても苦手です。掃除も出来ればしたくない。

だから、物を減らすようにしています。物が増えればそれを仕舞う必要があるし、沢山あればきちんと綺麗に仕舞わないといけない。そんなことは無理なので、ささっと仕舞えるだけの量を持つことにしています。

床や、テーブルに物が出始めたら飽和状態の証拠

ミニマリストにはなれませんが、せめて必要な時に物を探さずさっと取れる事が物に支配されずに暮らしているという事ではないでしょうか。

極論!いつか使う!でとっておいて役に立つのはお金だけです!

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