IHとガスコンロどっちがいいの!?

新築やリフォームでキッチンを検討するときに、コンロをIHにするかガスにするか迷うことはありませんか?

ガスコンロはなんとなくイメージできるけれども、IHは使ったことがないからイメージできないという方の不安にお答えします。

IHに対する不安Q&A

Q1 IHって火力弱そう

今のIHはガスに比べて火力が弱いということはありません。むしろ強いので火加減を注意しないとあっという間に焦げます。火が見えないので、慣れないうちは火加減の調整が難しいですが、慣れてしまうと簡単です。

Q2 IHは電気だから災害時が心配・・・。

どのくらいの災害かにもよりますが、熊本地震や能登半島地震のような大規模な地震の場合、電気だけでなくガスも止まってしまうことが多いので、ガスコンロだから大丈夫ということはありません。

特に、地震の際は、安全が確認できるまでガスも供給をストップする為、条件は一緒だと考えます。

台風などの一時的な停電の場合は、ガスは止まる事はないのでその場合、ガスコンロの方が強いと言えるでしょう。

IHにして心配なようでしたら、簡易コンロ(ガスボンベタイプ)を非常時用に用意しておくと安心ですよ。

Q3 IHでは使えないお鍋あるって聞いたけど、買い替えが必要?

磁石がくっつかないお鍋は使えないので、買い足しが必要です。

そして実際にガスコンロからIHに変えた我が家の場合、ガスコンロで使っていた鉄のフライパンは長く使っていたせいもあり、少しだけ歪んでいました。ガスコンロで使う場合は多少のゆがみがあっても全く問題なく使えていたのですが、IHは底が平でないと熱伝導が効率よく働かない為、IH対応鍋でも買い替えが必要になりました。

Q4 IHから出る電磁波って体に悪いのでは?

IHコンロでよく質問を頂くのが、この電磁波問題。

ただ、他の電化製品と比べても電磁波の強さはさほど変わりません。

ドライヤや髭剃りなどのシェイバー、電動歯ブラシなどはIHコンロとあまり変わらないか少し強い電磁波を発しているようです。

携帯や携帯の充電器、食洗器や電気毛布などからも電磁波は出ています。でもこれらを使っている方がみんな健康被害が出ているわけではありません。

もしどうしてもIHコンロにして電磁波が気になるという方は、ガスコンロになさった方が良いでしょう。電磁波に関してどう考えるかは人によって様々です。長く使うものですので、不安に感じることが少しでもある場合はIHはおすすめしません。

IHのメリット

・火災の心配がガスコンロに比べて少ない(着衣着火のリスクが少ない)

・お掃除が楽(表面がフラットなので、使用後はサッと拭くだけです。)

・鍋が汚れにくい

・五徳がなくフラットなのでコンロとして使っていない時は、作業台として使える

・タイマー機能がついているので、長時間の煮込み料理などが楽

・夏場、調理場が暑くなりにくい

・揚げ物が怖くない

IHのデメリット

・灰汁が取りにくい(ガスと対流が逆で中から外に回ります。その為灰汁が鍋淵側にたまります)

・上昇気流が起きにくいので、ガスコンロに比べのにおいがお部屋に充満しやすい

・停電時に使えない

・子供に火の怖さを伝えられない

・鍋が振れない

・使えない鍋がある

・火が見えないのでしばらく火力調整が難しい(慣れてしまえば問題ないです)

冬の鍋の時期に、鍋料理が出来ないというデメリットもありますが、今はIH対応の土鍋も出ているんですよ~我が家のIH対応の土鍋は、鍋自体に発熱体が組み込まれているタイプのお鍋で、ガス・IH・ラジエント・オーブン・電子レンジでも使える優れものです。

KAKOMI
KINTO公式ブランドサイト。使い心地と佇まいの調和を大切にした、日々に寄り添う生活道具をつくり続けるブランドです。Official website of Japanese brand KINTO.

IH導入時に気を付けたい事

色々な不安が解消され、IHにしよう!と決めても、条件によってはIHコンロに変更できない場合があります。IHに交換する際の条件はそろっていますか?

■新築戸建てを検討中でIHかガスか迷っている

新築で新しく建物を建てる場合は、よほどの事が無い限りどちらでも設置可能です。

■戸建てリフォームでIHかガスか迷っている

大規模にリフォームするのであれば、どちらも設置可能です。

キッチンのみのリフォームですとガスからIHにする場合、分電盤から専用電源を引いてこないといけないので、ガスからガスよりIHにした方が工事費がかかります。また電気容量も上げないと足りない場合が多いです。

■マンションリフォームでIHかガスか迷っている

新築時にIHも選べた場合は、コンロ下にIH用のコンセントがあらかじめ引いてある場合が多いです、その場合はIHに変更も容易にできます。ご自分のお家のコンロ下に、IH専用コンセントがあらかじめ引かれているかどうかは、建築時の図面かもしくは管理会社さんに確認してください。

■マンションの築年数が古い、もしくは新築時にIHが選べなかった

戸建て同様、分電盤からIH専用の配線を引いてこないといけないので、配線の費用がかかってしまいます。

またマンションの管理規定で、電気の容量が決められている場合があり、IHに変更できないこともありますので、一度管理組合に確認下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

IHもガスもメリットデメリットがあるので、デメリットも十分理解した上でご自分のライフスタイルに合った機器を選ぶと良いと思います。

ガスコンロもIHコンロも、機器によってさまざまな便利機能がついているので、ガスやIHのそれぞれのデメリット部分を補ってくれる機能も沢山あります。

どんどん最新の機器が出てきていますので、メーカーのショールームに足を運んで実物を見て操作してみたり、専門のスタッフに相談してみてはいかがでしょうか。

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