フェイズフリーという言葉をご存じですか?
実は私も最近知ったのですが、今後このフェイズフリーが重要になってくる時がくるのでちょっとご説明しますね。
フェイズフリーとは、日常にあるものを非常時でも使えるようにデザインされた商品やサービスの事をいいます。
フェイズ(社会の状態)がどんな時も問題なく使える物、事ということだそうです。
地震や災害に備えなければとは頭ではわかっているものの、ついつい後回しになってしまったり、備えたけれど見直しをしていなくて、気づいたら賞味期限や使用期限が過ぎていていざという時に使えなかったり、なかなか『備える』って難しいですよね。
日常使っているものが、いざという時にも使えるのであれば、非常時用としてわざわざ用意しなくても良いですからね。そんな商品やサービスが今度増えてくれれば、安心して暮らせるということです。
フェイズフリーの5つの定義
一般社団法人フェイズフリー協会のHPによるとフェイズフリーの5つの定義があるそうです。
1 常活性 どのような状況においても利用できること
2 日常性 日常から使えること。日常の感性にあっていること
3 直感性 使い方、使用限度、利用限度がわかりやすいこと
4 触発性 気づき、意識、災害に対するイメージを生むこと
5 普及性 参加でき、広めたりできること
実際に今あるフェイズフリーは商品やサービスは?
一般社団法人フェイズフリー協会が認証しているフェイズフリーな商品を少しご紹介します。
●濡れても書けるボールペン
普段は普通にボールペンとして活用、災害時、雨天の野外でも使える
●バケツにもなる撥水バック
普段はトートバックとして使い、イザという時はお水も運べるバック
撥水だから普段使いの雨の日も安心。
●普段から使える防災スリッパ
底が、ガラスや瓦礫を踏んでも大丈夫なようにできているスリッパ デザインはお洒落で普段使いも日常を豊にしてくれます。
●非常時に30分間点灯するブラケット照明
停電時に内臓バッテリーで30分点灯し、建物から安全に避難できる照明器具。スタイリッシュなデザインなので、意匠にこだわった建物でも違和感なく設置でます。
などなど
沢山。これからもフェイズフリーの商品が増えていく事でしょう。
エコリフォームでも、設置をさせて頂いている浸透膜浄水器のアクアクオリアもフェイズフリー協会認証の商品です。
我が家のフェイズフリー
般社団法人フェイズフリー協会の認証をまだ受けていなくても、身の回りにはフェイズフリー商品が沢山あります。
我が家にもないかな~と探してみると、いくつかありました。
●ポータブル電源
我が家はオール電化なので、電気が止まってしまうと何もできません。数年前、台風で停電が続いたニュースを見て、非常時用にポータブル電源を購入。野外でお湯を沸かしたり、充電できるので、長時間のドライブや、アウトドアにも活躍してくれます。
●電気温水器
我が家の電気温水器には、『おたすけコック』というものが付いていて、非常時に電気温水器にたまっている水を使うことができます。電気温水器にはかなりの量のお水が蓄えられているので、いざという時に活躍してくれそうです。
※電気温水器内のお水は、非常時飲料水としては使えません。飲み水として利用する場合は、飲み水用にフィルターを通すか浄水する必要があります。
●カセットコンロ
お鍋の時用に買ったカセットコンロ。非常時の時にも使えるよう、野外で使用しても風で火が消えることがないタイプのカセットコンロです。
非常時にお米を炊くことを考え、普段使っている炊飯用の鉄鍋を置いても大丈夫なダッチオーブン対応のカセットコンロを選びました。
ケースも付いているので持ち運びにも便利です。
●寝袋にもクッションにもなる羽布団
▼畳んでおけば、クッションに
▼広げると掛け布団
▼チャックを閉めれば寝袋に!
もともとは、来客用の掛け布団として購入。普段収納しておくのにとてもコンパクトになり、クッションとしても使えるので、3Wayタイプを選びました。
非常用に車の中に一つ置いておいても、普段クッションとして使えるので良いですよ!
探してみると家の中にも、フェイズフリーの商品が沢山。
でも『これは非常時にも使えるな!』と、認識していなければいざという時に思い出せないかもしれません。
フェイズフリーという言葉を少し頭の隅に置いて、『あっ、これは工夫すれば非常時使えるな!』と考えるだけでも備えになると思います。
我が家ももう少しフェイズフリー商品を増やしてきたいと思います。
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