リフォームで階段を移動!間取りビフォーアフター

エコリフォームのwebスタッフ柴田です。
日々、様々なお問い合わせをいただきますが、時々いるのが「階段を移動したいんです」という方。

  • 家の真ん中に階段があるので、冬場は風がスースーして寒い
  • 階段で部屋が分断されているので、広い部屋を造れない
  • 玄関から階段までが遠すぎて、2階に上がるのが面倒

などなど、階段の位置でお困りの方がけっこういるようなんです。

でも、階段の移動はけっこう大変らしいよ

私もリフォーム素人なのでよく知らなかったのですが、階段を移動する工事はけっこう大がかりな工事らしいんです。

階段の段数を変えたり、急な階段の勾配をゆるやかにするリフォームは可能ですが、工事としては難しいものとなることをご承知おきください。

リフォームQ&A:階段リフォームで、段数や勾配を変えることはできますか?より

これは階段をゆるやかに架替える場合のQ&Aですが、階段を移動して架替えるのも同じことですよね。

考えてみれば、階段も柱や梁と同じく、2階を支える一部分なので、適当な位置に穴を開けて移動する、なんて簡単にはいかないわけです。

そこで、いったん骨組みだけにするスケルトンリフォーム事例の中から、階段の位置が大きく変わった事例をピックアップして、ビフォーアフターを比べてみることにしました。

階段を移動したリフォーム事例 3選

スケルトンリフォームをした事例は、ほとんどが古い家や狭小住宅なので、階段の架替えは必須とも言えます。その中でも、階段の位置を大きく移動したリフォーム事例をご紹介します。

1)キッチンと和室を分断する階段を移動

こちらは建坪9坪の狭小住宅。リフォーム前は、階段が和室とキッチンを分断していました。このままでは、限られたスペースをうまく活用することができません。そこで…。

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家の真ん中にあった階段を端に移動!
これでリビングダイニングを精一杯広くできて、リフォーム前はなかった浴室も設置することができました。昔ながらの急な階段を緩やかに架替え、手すりもしっかり設置。これなら安全に上り下りできますね。

ビフォー
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バリアフリーで安心な9坪の家

2)陽射しを遮る階段を移動

次は、建坪7坪とさらに小さなお住まいになります。
変形した階段は幅も狭く、上り下りし辛いだけでなく、窓から入る陽射しを遮る位置に造られていました。そこで…。

ビフォー

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階段を家の反対側に移動
これで、図面左手の大きな窓から差し込む光を、存分に活用できるようになりました。小さなお部屋ではありますが、こちらももちろん、階段の勾配は緩やかにしています。

ビフォー
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コンパクトで居心地の良い7坪の家

3)家族の団らんを阻む階段を移動

こちらの家にお住まいの奥様は、家の真ん中に階段があるために大きなリビングが造れないことにお悩みだったそうです。

家の真ん中に階段があると、お部屋を自由に配置できないため、無理のある間取りになってしまいます。そこで…。

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真ん中にあった階段を家の端に移動!
これでレイアウトの自由度が高くなりました。キッチンを真ん中に移動し、広々としたリビングダイニングを設けて、奥様の夢のお住まいが完成しました。こちらの事例は、特に大きく間取りを変更したリフォームとなっています。

ビフォー
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こちらのリフォーム事例の階段は、動画で詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。


築30年の住まい、奥様の夢だった「家族が集う家」に

まとめ:階段の移動はやればできるけど…

実際のリフォーム事例でご覧いただいたように、階段を移動するリフォームは、まったく無理!というわけではありません。しかし、正直なところ、費用も工期もかなりかかってきます。

昔は小さな家に大家族で住んでいたりして、小さな和室がいくつもあるような間取りの方が使い勝手が良かったのでしょう。しかし今では、大家族で一緒に住んでいる家も少なくなり、それなら広いLDKがある方が使いやすいのだと思います。

様々な条件から新築が難しい場合は、リフォームで解決するしかありません。しかし場合によっては、新築に建て直す方が安く済むこともあります。階段は気軽に移動できない、ということを前提にお考えください。

階段でお困りのみなさんが、素敵な階段を実現できるように願っています。

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