ご報告が遅くなりましたが、年明けから大規模改修工事に着手しております。
築60年弱の木造2階建て住宅です。
息子さんご家族の同居を機に、2世帯住宅へと改修いたします。

まずは、建物に手を掛けさせていただく前にお清めです。
今回はリフォームなので建物自体を解体するわけではありませんが、大規模にリフォームをする場合、エコリフォームでは内部を解体する前にお清めを行っています。
解体前のお清めを『解体清祓』と言い、お施主様が長年無事に過ごせた事を神様に感謝をし、これから始まる工事の無事を祈願する儀式の事を言います。
現場を取り仕切る塩谷が、工事が無事に完了しますように、そしてそこに今後住まわれるN様をどうぞお守り下さいと願いを込めて、お清めをさせて頂きました。
長くお暮しだったお住いですので、お家の中には様々な物が沢山ありました。
これを機に今後使わない家財を処分なさるという事で、弊社もお手伝いいたしました。
何回かに分けて、トラックで運び出していきます。
お家の中のお荷物の片付けが完了し、いよいよ工事着工です。
まず解体工事から。
今回は構造から見直す大規模な工事となりますので、内部は主要な構造体を残して、ほぼ解体、撤去します。
水回りの下は、やはりシロアリの被害がありました。
シロアリは、とくに湿気の多いお風呂やキッチン回りの敷居や柱などに生息しています。
一度雨漏りした箇所等をそのまま放置しておくと、水の通り道が出来てしまい、シロアリの大好きな腐朽菌が発生します。
シロアリが材木を食べると、本来ある材木の強度が発揮できず、大きな地震が来た時に倒壊してしまいます。
>>> シロアリ被害とその対策
全ての解体が完了しました。
すっかりあらわになった構造を見ながら、現状の把握をしていきます。
構造体の組み方、どんな材料が使われているか、経年劣化などなど、建築士が綿密に調査をします。
解体前には把握できなかった事柄を踏まえて、慎重に計画を再考します。

これから、構造の補強工事などに進んでまいります。
次回をお楽しみに!