エコリフォームの西澤です。
先月より、新しい現場がスタートしました。大田区にある木造3階建のお家です。
25年ほど前にF様のご両親が購入された建売住宅で比較的新しい建物なのですが、以前シロアリが発生したことがあり、建物の揺れも気になるため、構造から見直したいとご依頼いただきました。
まずは内装を解体し、建物をスケルトン状態にして構造の様子を確認します。
気になるシロアリ被害は、以前確認されたという場所以外にも広範囲にわたり食害が進んでいました。
そして基礎や構造部分でも、解体前は分からなかった問題が発覚!
プランニング前に現調を行った際、1階の床下収納から基礎にコンクリートが施工されているのを確認したのですが、なんとコンクリートが施工されているのは床下収納の下のみでした。
また、外周部の一部に基礎が無く浮いている箇所も発見。
その他にも構造体に施工が完了しないままになっている箇所や、接合部の金物の不足などもあり、耐震計画の練り直しを行いました。耐震補強をどの程度まで行うか、いくつかパターンを作り、お客様にあらためてご説明・ご提案をいたしました。
このF様邸のように、比較的新しくきれいに見える建物でも、解体してみると表からは見えない問題が発覚する場合が数多くあります。F様は過去のシロアリ被害や家の揺れなどの心当たりをお持ちでしたので、このタイミングで根本から見直すことができ良かったと思います。
リフォーム後はご家族で安心して暮らせる家となるよう、これからしっかりと対策を施していきます。
それでは、また。